ウォルバーハンプトンを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督は、難敵セビージャとの一戦に向け、これまで築いてきたチームとしてのアイデンティティを見せたいと考えている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 今シーズンのプレミアリーグを7位…
ウォルバーハンプトンを率いるヌーノ・エスピリト・サント監督は、難敵セビージャとの一戦に向け、これまで築いてきたチームとしてのアイデンティティを見せたいと考えている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
今シーズンのプレミアリーグを7位で終えたものの、ビッグ6に比肩する戦いをぶりを見せたウルブス。オリンピアコスとのヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16では6日に行われた2ndレグを1-0で制し、2戦合計2-1のスコアで、1971-72シーズン(当時のUEFAカップで準優勝)以来の準々決勝進出を果たした。
2017年のヌーノ監督就任時はチャンピオンシップ(イングランド2部)を戦っていたウルブスだが、ここまでの3年間を通じてELのタイトルを争えるまでにチーム力を付けてきた。
大会最多5度の優勝を誇るセビージャとのベスト4進出を懸けた大一番に向け、前日会見に出席したポルトガル人指揮官は、ここまでの「長い旅」を回想。そして、これまで築いてきたチームとしてのアイデンティティを今回の一戦でも披露したいと語っている。
「今シーズンだけでなく、ここまで長い道のりだった」
「チャンピオンシップから3シーズン前に始まった長い旅。基本的にはずっと同じプレーヤーたちと歩んできた。その旅を通じてチームを構築し、アイデンティティを作り出そうとしてきた。そして、良い試合をして良い争いに身を投じていくことを楽しみにしている」
「これまでにアイデンティティを作り出すことができたと思っている。自分たちのプレースタイルに基づいたアイデンティティを持つこと、自分たちのルールや課題にどう対処するか、問題にどう対処するか、それはフットボールにおいて最も重要なもののひとつだ」
「チームを構築すること、プレーヤーを獲得すること。それは時間がかかることもあれば、そうでないこともある。同時に我々は結果を管理しなければならない。それでも、自分たちが物事を進めてきた過程をとても誇りに思っている。そして、今では自分たちのアイデンティティを持っていると言える」
「それはリスペクトとハードワークという強い基盤の上に成り立っている。そして、それこそがセビージャ戦で見せたいと思っているものだ。我々は良いチームであり、アイデンティティを持っているし、挑戦することにコミットしている」