サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い) サッカー選手にとって、「ハット…
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)
サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがナポリ時代に決めたハットトリックだ。
2010年7月、パレルモからナポリへと移籍したカバーニ。2013年7月にパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍するまでの3シーズンで公式戦138試合で104ゴール14アシストを記録していた。
そのカバーニがナポリ時代に決めたハットトリックを紹介。2011年9月18日に行われたセリエA第3節のミラン戦でのものだ。
開始11分にアルベルト・アクイラーニにゴールを許し先手を奪われたナポリだったが、カバーニが火を噴く。
まずは13分、エセキエル・ラベッシがボックス右からのFKでクロスを入れると、ボックス中央でクリスティアン・マッジョがヘッド。これがカバーニに渡るとダイレクトボレーでGKの股間を抜き、同点に追いつく。
さらに36分には、ワルテル・ガルガノがドリブルで持ち上がると、左サイドを上がってきたカバーニへパス。これをボックス内左で右足一閃。強烈なシュートがニアサイドをブチ抜き、2点目を奪う。
後半に入っても勢いは止まらず。52分には右サイドからのクロスをアレッサンドロ・ネスタがクリア。しかし、このクリアボールを至近距離でカバーニがダイレクトシュート。目の覚めるようなシュートがネットに突き刺さり、ハットトリックを達成した。
3ゴールとも豪快かつ目にも留まらぬスピードの強烈シュート。フリーになったカバーニは一体どこに向かうのだろうか。