気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2016年11月9日付●博多陥没インフラ破壊、深さ…
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2016年11月9日付
●博多陥没インフラ破壊、深さ15メートル、長さ30メートル、復旧見通せず(読売・1面)
●パリ協定日本批准、温室効果ガス削減へ努力義務(読売・1面)
●米大統領選投票始まる、昼にも大勢判明(読売・1面)
●トヨタ5年ぶり減収減益、9月中間決算、円高、利益押し下げア(読売・2面)
●車業界円高ショック、中間決算7社減収、利益目減り計1.1兆円(読売・11面)
●スタットレスタイヤ進化、素材・溝滑りにくく改良(読売・16面)
●インド新幹線23年完成、日本式輸出、職員4000人育成(朝日・3面)
●北陸新幹線延伸混迷、3ルート、沿線自治体綱引き(朝日・9面)
●ポケGO事故相次ぎ、ようやく移動中NO、運営会社が規制(朝日・34面)
●自動運転保険で補償、東京海上が無料特約(産経・10面)
●自動車業界収益悪化、来年の春闘に暗雲、各社、賃上げに慎重姿勢(東京・7面)
●京セラがIoT通信網、来年2月低料金、全国普及狙う(日経・1面)
ひとくちコメント
あまりにも遅すぎる対応ではないだろうか。今年のヒット商品ナンバーワンにも選ばれたスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」だが、自動車の運転中にゲームに興じて交通事故を起こすケースが相次いだため、一定の速度以上で移動している時は操作が不能になるように、ようやく仕様が変更されたという。
ゲームの運営会社のナイアンティック社が、仕様の変更を世界一斉に実施したもので、利用者が今回の変更を適用すると、一定の速度以上で動いている時には、指を動かしてもアイテムが出ないようになるそうだ。制限する速度などは明らかにしていないが、事実上、車や電車で移動中は操作できなくなったという。
きょうの朝日などが社会面で「ポケGO事故相次ぎ、ようやく移動中NO、運営会社が規制」などと取り上げている。
それによると、もともと一定以上の速度を感知するとプレーを制限する機能はあったが、「私は運転者ではありません」という表示を押せば引き続き操作が可能だった。このため、10月からは、一定の速度以上で移動中はポケモンが現れないように仕様が変更されたが、「ポケストップ」という操作はできる状態だったという。
ポケモンGOをめぐっては、愛知県一宮市でトラック運転手が小学生をはねて死亡させた事故などが多発していたが、米国で大ブームとなり日本でも配信されたのは7月中旬。大きな社会問題にもなっているにもかかわらず、3カ月が過ぎてようやく運転中の操作の規制となった。
ポケモンGO(c) Getty Images
ポケモンGO(c) Getty Images
ポケモンGO(c) Getty Images