FCバルセロナが2019-2020UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で対戦するのは、この欧州最高峰の大会で唯一優勝経験…

FCバルセロナが2019-2020UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で対戦するのは、この欧州最高峰の大会で唯一優勝経験を有するFCバイエルン・ミュンヘンである。
ブンデスリーガ8連覇を果たしたドイツの絶対王者は、2季連続で国内2冠も達成。7シーズンぶり6度目の欧州制覇を目指している。
そんなバイエルンだが、今シーズンは悲惨なスタートを切った。11月初旬にはアイントラハト・フランクフルトに1-5の惨敗を喫した後、クラブ経営陣はニコ・コヴァチを解任し、一時的な火消し役として暫定監督にハンス=ディーター・フリックを起用することを決定した。
当時コヴァチ氏のアシスタントコーチを務めていたフリックの内部昇格が完全な再生治療となった。80年代後半に選手としてバイエルンで5シーズンプレーした博学は、就任2試合目でドルトムントとのデア・クラシカーに4-0と圧勝、11月15日にバイエルンの正式な監督に就任した。そして深遠な戦術革命も行わずに、フリックはほぼ無敵のチームに個性と強さを与えた。
1. 4-2-3-1
フリックが就任してから大きな革命を起こしたわけではないが、彼は最も難しいこと、つまり、選手がシステムを信じること、先発から控え、すべての選手に100%の自信と関与を植え付けた。フリックは、アラバをセンターバックに、左にデイヴィス、右にパヴァール(チェルシー戦は負傷欠場)を配置した4-2-3-1を選択した。攻撃的な2人のフルバックは、技術的に優れているだけでなく、チームに大きな幅を与え、レヴァンドフスキのために疲れ知らずのアシスト源となっている。
ダブルピボーテのチアゴ-キミッヒは、より少ないタッチでプレーリズムを作りながら試合をコントロールして創造性を提供している。ベンチには、ルーカス・エルナンデス、ハビ・マルティネス、コウチーニョ、トリッソなど、多くの選択肢がある。
2.ジョシュア・キミッヒ
フィリップ・ラームは3年前に引退したが、彼の後継者はジョシュア・キミッヒで埋まったと言っていいだろう。25歳のドイツ人代表選手は右サイドバックでも中盤でも起用にこなす。ラーム動揺にサッカーIQが高く、ポジション取り、状況判断、非凡なパスセンス、守備力と運動量を兼ね備えている。小柄なドイツ人(176cm)はフリックに多くの選択肢を提供している。
3. 衰え知らずのゴールマシン、レヴァンドフスキ
ドルトムントの若き頃はゴールから遠ざかってアシストするシーンも多く見られたが、年を重ね(8月21日で32歳)円熟味を増すポーランドのストライカーは、年々エリア内でのボルテージが上がってきているように感じる。言わずと知れた世界最高峰の点取り屋だが、ここ数年の彼はまさにゴールを量産するマシンのようだ。今季は53ゴール(チャンピオンズリーグ13得点)、8アシストを記録している。バルサにとっては彼をいかにプレーさせないかが重要になる。
4. サイドアタッカー
バイエルンはこれまでも左右のウイングにスペシャリストがいた。近年の代表例ではアリエン・ロッベンとフランク・リベリーだ。フリックもまた就任以来、セルジュ・ニャブリがお気に入りだ。主に右利きだが左サイドでプレーしているニャブリはインサイドに切り込んで対角線のパスを出したりする傾向がある。ここ数年で成長した一人で、今季は20ゴール13アシストをマークした。他にもペリシッチやコマン、コウチーニョといったタレントを擁する。
5. 圧倒的なポゼッシンとビルドアップ
欧州屈指のポゼッションサッカーを見せるバイエルンに欠かせないのが最終ラインからのビルドアップだ。非常に高いディフェンスラインを設定し、サイドバックも高い位置をとる。それを可能にするのがノイアーとその前に立つジェローム・ボアテングにアラバの存在である。高いポジションから球を配給し、相手陣内に多くの選手を配置して押し込む。そしてノイアーの高い身体能力でディフェンスラインの裏をカバーする。また、彼のキック精度も魅力の一つである。
バイエルンに穴を見つけるのは簡単ではない。バルサにとってもっとも難しい試合になるだろう。