たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、ストーク・シティの元イングランド代表GKジャック・バトランドが見せたスーパーセーブだ。

2013年1月にバーミンガム・シティからストークへと加入したバトランド。これまでバーミンガムやバーンズリー、リーズ・ユナイテッド、ダービー・カウンティなどへのレンタル移籍を経験しながら、2014年11月以降はストークでプレーを続けている。

今回紹介するのは、2015年8月15日に行われた、2015-16シーズンのプレミアリーグ第2節のトッテナム戦のセーブだ。

前半からトッテナムペースで進んだ試合は、エリック・ダイアー、ナセル・シャドゥリのゴールで前半のうちにトッテナムがリードを2点とする。

そんな中迎えた52分、バトランドがビッグセーブを見せる。

ハーフウェイライン付近から左サイドをシャドゥリがドリブルで持ち上がると、ボックス左角から浮き球のパス。これを、抜け出したハリー・ケインがダイレクトでシュート。至近距離からのシュートだったが、バトランドは見事な反応でセーブ。さらに、浮き球となったボールをガッチリとキャッチして押さえ込んだ。

前半にも好セーブを見せていたバトランドの活躍に応えるべくチームは、78分にマルコ・アルナウトビッチ、83分にマメ・ディウフがゴールを奪い、2-2の引き分けで試合を終えている。