社会人野球日本選手権の決勝が8日、京セラドームで行われ、ヤマハが3-2で日本通運を破った。■1958年の創部から初優勝、6回に奪った3点を守りきる 社会人野球日本選手権の決勝が8日、京セラドームで行われ、ヤマハが3-2で日本通運を破った。巨…

社会人野球日本選手権の決勝が8日、京セラドームで行われ、ヤマハが3-2で日本通運を破った。

■1958年の創部から初優勝、6回に奪った3点を守りきる

 社会人野球日本選手権の決勝が8日、京セラドームで行われ、ヤマハが3-2で日本通運を破った。巨人からドラフト4位で指名された左腕・池田駿投手が先発し、7回2/3を投げて8安打1失点10奪三振3四死球と好投。1958年の創部から59年目で初優勝となった。

 池田は初回、2死から二塁打を浴びるも、後続を断った。2回は3者凡退、3回は1安打を許すも無失点。4、5、6回もヒットや四死球で走者を出しながら、先制点を与えなかった。

 すると、打線は6回に相手の失策で待望の先制点を奪取。さらに、2死一、二塁で河野が左中間を破るツーベースを放ち、2点を追加。3-0とした。

 直後の7回、池田は1死から連打を許すと、2死としてから四球で満塁のピンチを背負う。ここで二塁へのタイムリー内野安打を浴び、1点を返された。しかし、続く打者は三ゴロに仕留め、リードを守った。

 8回は先頭打者を空振り三振に仕留め、2桁となる10奪三振に到達。しかし、その後2安打を許し、2死一、二塁となったところで降板となった。ヤマハは2番手の九谷が続く打者に四球を与え満塁とするも、後続を打ち取った。

 ヤマハは9回もリードを守り、悲願の初優勝。巨人ドラ4の池田が勝利投手となった。