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 イチロー、青木、デストラーデ…彼らの共通点は「投手で登板」経験のある野手たちだ。

 大きな話題を集めたのが、6日阪神戦で内野手登録の巨人増田大輝選手(27)が、11点リードされた8回途中からリリーフ登板したこと。中継ぎ投手を温存するために、敗戦処理で野手を起用した原監督の「メジャー流采配」がアリかナシか、物議を醸している。

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 野手の投手起用について、日本では否定的な意見が根強いが、メジャーでは珍しくない。決着がつくまで試合を行うため延長に制限がなく、例年ならば過密日程でダブルヘッダーもあり、登録選手枠も少ないことから、年に数回は野手の登板を目にする。

 日本人メジャーでは2人の野手がマウンドに上がった。15年イチロー外野手(マーリンズ、当時41歳)は10月4日フィリーズ戦で、4点リードされた8回裏からマウンドへ。最速143キロ、1回2安打1失点無四球の内容に「二度と投手の悪口は言わない」と投手の難しさを実感して苦笑した。

 17年には青木宣親外野手(アストロズ、当時35歳)が6月30日ヤンキース戦で6点ビハインドの9回から登板。宮崎・日向高校でエースだった右腕は「投手は高校以来。緊張した」。1回1安打3失点2四球も、その年の本塁打王ジャッジから空振りを奪い、見せ場を作った。

 日本では「二刀流」の大谷翔平らを除けば、野手の登板は00年6月3日の五十嵐章人内野手(オリックス)以来となる。13点リードされた近鉄戦の8回途中からマウンドに上がり、無失点におさえた。当時の仰木彬監督の計らいで、五十嵐はプロ野球史上2人目の全ポジション出場を達成した。

 95年にはデストラーデ内野手(西武)が5月9日オリックス戦に登板。9点リードされた8回2死からリリーフしたが、1安打2四球で1死も奪えなかった。当時の東尾修監督は「点差も離れていたのでファンサービスのつもりで登板させた」と振り返っている。

 「幻のイチロー対松井秀喜」は今も野球ファンの間で語り草だ。96年オールスター第2戦、全パが4点リードした9回2死走者なしの場面。松井(巨人)の打席で、仰木監督は右翼を守っていたイチロー(オリックス)をマウンドに送った。全セ野村克也監督(ヤクルト)は、松井の代打に自軍の抑え投手・高津臣吾を起用。高津の遊ゴロという結果だった。

 公式戦ではないため、「投手イチロー」プランは仰木監督の遊び心でもあったが、オールスターも真剣勝負の場ととらえていた野村監督は当時激怒して、松井を打席に立たせなかった。その野村氏も阪神監督時代の99年には新庄剛志外野手を「二刀流」としてオープン戦で登板させている。

 今回、敗戦処理で野手を登板させた巨人原監督の采配には賛否両論あるが、見どころの少ない大敗ムードの展開でG党ファンを満足させたことは間違いない。エンターテインメントと真剣勝負。どちらもプロ野球を楽しませる要素だけに、さじ加減は難しいが、時代の変化とともに「野手登板」が新スタイルとして受け入れられるかどうか、注目したい。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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