敵選手の弁当にツバをかけたルイス、非難もドヤ顔の圧勝KO 米最大の総合格闘技「UFC」で試合前に対戦相手の弁当にツバをかけて批判を浴びていたデリック・ルイス(米国)が、アレクセイ・オレイニク(ロシア)にヘビー級マッチで2分21秒KO勝ちを収…

敵選手の弁当にツバをかけたルイス、非難もドヤ顔の圧勝KO

 米最大の総合格闘技「UFC」で試合前に対戦相手の弁当にツバをかけて批判を浴びていたデリック・ルイス(米国)が、アレクセイ・オレイニク(ロシア)にヘビー級マッチで2分21秒KO勝ちを収めた。勝利後に相手に見せた“無礼ジェスチャー”の動画を米メディアが公開すると、ファンから「全てに敬意示せ」と指摘を受けている。

 勝負の世界は非情な時もある。ルイスは膝蹴りを顔面に入れると、すかさず右フックを当てた。倒れた相手に猛ラッシュ。右拳を何度もぶち当てレフェリーが試合を止めた。勝利が決まったルイスは跳び上がり、振り返って相手をにらみつけた。舌を出しながら見せたのは、親指を立てて首を切るジェスチャー。ドヤ顔のまま相手を見下すようにして立ち上がった。

 米スポーツ専門局「ESPN」のMMA公式ツイッターは、勝利後のジェスチャーの動画を「パフォーマンスを見届けるまでデリック・ルイスの勝利は完結しない」と公開。パフォーマンスの一つだが、一部のファンからは「ルイスよ、全てのものに敬意を示せ」「デリックはまだトップファイターではない!」「うわ、食事にツバを吐きかけて、しかもKOまでしてしまうのか」「ぞっとする」「この男は殺し屋だな」と反響が集まっている。

 実はルイスは試合前の問題行動が話題となっていた。オレイニクが滞在する施設に届いた弁当をどういうわけか入手。「俺はこの食事にある風味を加えようと思う」と蓋を開けてツバを吐きかけると、元に戻したのだ。一連の様子の動画を自身のツイッターに投稿。ファンからは「これは汚い」「不快」「あなたは試合に負けるだろうね」などと辛辣な声が上がっていた。

 しかし、実際の試合はルイスが勝利。批判していたファンにとっては皮肉な結果となってしまった。(THE ANSWER編集部)