ホンダは、イタリア・ミラノで開幕した「EICMA2016」(ミラノショー)で、2017年の二輪モータースポーツ活動における世界選手権の参戦体制を発表した。2017年シーズン連覇を目指すFIMロードレース世界選手権シリーズのMotoGPクラス…
ホンダは、イタリア・ミラノで開幕した「EICMA2016」(ミラノショー)で、2017年の二輪モータースポーツ活動における世界選手権の参戦体制を発表した。
2017年シーズン連覇を目指すFIMロードレース世界選手権シリーズのMotoGPクラスには、ワークスチーム「レプソル ホンダ チーム」から、2016年シーズンのチャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手とMotoGPクラス12年目となるダニ・ペドロサ選手の2人が2017年型ワークスマシンRC213Vで参戦する。
同じく2017年型のRC213Vで「LCR ホンダ」からカル・クラッチロー選手、「エストレーリャ・ガリシア 0,0 マーク VDS」からジャック・ミラー選手、ティト・ラバト選手の3人が参戦し、個人・コンストラクター・チームの3冠獲得を目指す。
2016年シーズンに11年連続のコンストラクタータイトルと10年連続で個人タイトルを獲得しているFIMトライアル世界選手権シリーズ(WCT)には、ワークスチーム「レプソル ホンダ チーム」から、10年連続チャンピオンのトニー・ボウ選手、2016年シーズンランキング3位でWCT参戦22年目を迎える藤波貴久選手、今年ランキング6位で若手のハイメ・ブスト選手の3選手が参戦。ワークスマシンCOTA4RTで前人未到のコンストラクター12連覇と個人タイトル11連覇を狙う。
FIMモトクロス世界選手権シリーズ(MXGP)クラスには、ワークスチーム「チーム HRC」から、ルーキーイヤーながら2016年シーズンでチャンピオンを獲得したティム・ガイザー選手が、ランキング5位のイブジェニー・ボブリシェフ選手とともに参戦。2ライダーともマシンは2017年型のワークスマシンCRF450RWでクラス連覇を目指す。
AMAスーパークロス世界選手権シリーズの450SXクラスには、昨年と同じくワークスチーム「チーム ホンダ HRC」から新たにチームの一員となったケン・ロクスン選手と、2年目となるコール・シーリー選手が2017年型CRF450Rで参戦する。
FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(WSB)は、ホンダのヨーロッパ地域統括会社ホンダ・モーター・ヨーロッパ・リミテッドが支援する「ホンダ ワールド スーパーバイク チーム」から2006年MotoGP世界チャンピオンのニッキー・ヘイデン選手と、今年MotoGPに参戦中のステファン・ブラドル選手がCBR1000RRで参戦する。
このほか、ダカールラリー2017では、参戦5年目となるワークスチーム「モンスター エナジー ホンダ チーム」が、エースライダーのホアン・バレダ選手と、パウロ・ゴンサルヴェス選手、2016ダカールラリーで総合4位を獲得したケビン・ベナバイズ選手、同じく9位のリッキー・ブラベック選手、マイケル・メッジ選手の総勢5人が参戦する。マシンは2017年型のCRF450 RALLYで、1988年パリ・ダカールラリー優勝以来、28年ぶりのタイトル獲得を目指す。