2019-2020UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16、FCバルセロナ対SSCナポリの2ndレグが現地時間8日にカンプ・ノウで開催された。 2月に行われた1stレグは1対1のドロー。それから半年近く経過してのリターンマッチは、ジェンナ…
2019-2020UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16、FCバルセロナ対SSCナポリの2ndレグが現地時間8日にカンプ・ノウで開催された。
2月に行われた1stレグは1対1のドロー。それから半年近く経過してのリターンマッチは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるアウェイチームが良い入りを見せた。開始2分、出場が危ぶまれていたインシーニェのクロスがセメドとピケに当たってコースが変わる。そのボールにメルテンスが反応、左足ボレーは左ポストを叩いた。
最初のビッグチャンスはナポリ [写真/EFE]
ナポリにポゼッションを譲り、押し込まれていたバルサだったが、セットプレーから先制に成功する。10分、ラキティッチの左コーナーキックをラングレが頭で合わせてネットを揺らした。(合計スコア2-1)
ラングレのヘッドでバルサ先制[写真/@radioestadio]
セットプレーをものにして先制したバルサは、世界最高の選手が魅せた。23分、ペナルティボックス右下付近から力強いドリブルで強引に突破したメッシが身体を倒しながら左足でシュート。ディフェンダー2人の間から放たれた技ありシュートは、GKオスピナの手をかすめてゴールに吸い込まれた。(合計3-1)
メッシのゴラッソで突き放す [写真/@radioestadio]
メッシの個人技で突き放したバルサは、30分にもメッシがネットを揺らす。デ・ヨングの見事なアウトサイドキックを胸でコントロールしたメッシがゴールキーパーの動きを見切って蹴り込んだ。バルサの3点目と思われたが、主審のジュネイト・チャクルとVARがメッシのハンドの反則を取った。不運な判定でバルサの得点は取り消しとなった。
40分にまたもやVARが介入するシーンが訪れた。相手PA内でチェイシングしたメッシがクリアを試みたカリドゥ・クリバリより一瞬早くボールに触れると、メッシがクリバリに蹴られる格好となり転倒。最後は主審によるオンフィールドレビューでバルサにPKが与えられ、これをスアレスがきっちりと決めた。(合計4-1)
メッシのチェイシングでPKを獲得。スアレスがきっちり決めた [写真/AFP]
3-0としたバルサだったが、アディショナルタイム3分にラキティッチが与えたペナルティをインシーニェに決められて前半を終えた。(合計4-2)
インシーニェに反撃のPKを決められた [写真/AFP]
前半ラストプレーの得点で息を吹き返したナポリが後半も勢いを持って入った。CKからクリバリがバルサゴールに迫るなどガットゥーゾのチームらしく戦う姿勢を見せた。
バルサも試合を終わらせに掛かるが得点は奪えず時間が経過。キケ・セティエン監督は85分にグリーズマンに代えてモンチュを投入。バルサBのキャプテンがファーストチームデビューを果たした。
試合はこのまま終了し、前半のリードを守りきったバルセロナが13シーズン連続のベスト8進出を決めた。リスボンで行われる準々決勝ではチェルシーを2戦合計7-1で粉砕したバイエルン・ミュンヘンと対戦する。
■FCバルセロナ 3-1(合計4-2)SSCナポリ
■得点者
10分:クレマン・ラングレ
23分:レオ・メッシ
45分+1(PK):ルイス・スアレス
45分+5(PK):ロレンツォ・インシーニェ