チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのバイエルンvsチェルシーが8日に行われ、4-1でバイエルンが勝利した。この結果、2戦合計スコア7-1でバイエルンが準々決勝進出を決めた。 およそ5カ月の中断期間を経て再開するCL。スタン…

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのバイエルンvsチェルシーが8日に行われ、4-1でバイエルンが勝利した。この結果、2戦合計スコア7-1でバイエルンが準々決勝進出を決めた。

およそ5カ月の中断期間を経て再開するCL。スタンフォード・ブリッジでの1stレグでは、バイエルンが0-3で先勝。3つのアウェイゴールを携えて本拠地アリアンツ・アレーナに帰還しチェルシーを迎え撃つことになった。

ブンデスリーガで史上初8連覇を達成バイエルンの先発では、先月末の練習中に左足根じん帯を損傷したパヴァールが欠場。代わりにキミッヒが右サイドバックに入った。それ以外はベストメンバーで試合に臨んだ。

一方のチェルシーは、1日に行われたFAカップ決勝で負傷したアスピリクエタやプリシッチ、ペドロが欠場。ジョルジーニョ、マルコス・アロンソが出場停止と満身創痍の中、状態が心配されたカンテがメンバー入り。そのほか、エイブラハムやマウント、ハドソン=オドイらが先発で起用された。

立ち上がりから押し気味に試合を進めるバイエルンは、7分に最初のチャンス。ニャブリのスルーパスで裏に抜け出したレヴァンドフスキがボックス内で飛び出したGKに倒されると、VARの末にPKを獲得。このPKをレヴァンドフスキが難なくゴール右に沈めた。

先制点で主導権を握ったバイエルンは、24分にも敵陣でミュラーの突っついたボールをボックス左手前で拾ったレヴァンドフスキがカットインでタメの作りラストパス。これをボックス右のペリシッチがダイレクトで流し込み、追加点を奪った。

リードを広げられたチェルシーは、28分に反撃に出る。エイブラハムとのパス交換でボックス左手前まで持ち上がったハドソン=オドイがゴール右隅にコントロールショットを突き刺したが、VARの末にエイブラハムのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

それでもチェルシーは、前半終了間際に1点を返す。44分、ボックス左深くまで切り込んだエメルソンがGKとDFラインの間にクロス。これをGKノイアーが弾くも、こぼれ球をエイブラハムが押し込み、2-1で前半を終えた。

迎えた後半は、立ち上がりから一進一退の展開が続く。そんな中、バイエルンは63分に右ヒザを痛めたJ・ボアテングとペリシッチを下げてジューレとコウチーニョを投入。71分には、イエローカードを受けていたチアゴとキミッヒを下げてトリソとオドリオソラをピッチに送り出した。

その後も見応えのある攻防を繰り広げる両チームだが、互いに決定機を作れず、時計の針だけが進む。それでも76分、左サイド深くまで持ち上がったレヴァンドフスキのクロスから中央に走り込んだトリソがジャンピングボレーを流し込み、バイエルンが3点目を奪った。

追加点を許したチェルシーは、81分にエイブラハムを下げてジルーを投入。しかし、ホームチームがその3分後に追加点を挙げる。84分、右サイドをオーバーラップしたオドリオソラのクロスをファーサイドのレヴァンドフスキがヘディングシュートで叩き込んだ。

その後も試合巧者のバイエルンが危なげなく試合をクローズ。レヴァンドフスキの全ゴールに絡む活躍で連勝したバイエルンがベスト8進出。準々決勝ではナポリを下したバルセロナと対戦する。