8日、明治安田生命J1リーグ第9節の名古屋グランパスvs浦和レッズが豊田スタジアムで行われ、6-2で名古屋が勝利した。 前節は柏レイソル相手に0-1で敗れた名古屋。ミッドウィークのYBCルヴァンカップでは清水エスパルス相手に0-3で快勝して…
8日、明治安田生命J1リーグ第9節の名古屋グランパスvs浦和レッズが豊田スタジアムで行われ、6-2で名古屋が勝利した。
前節は柏レイソル相手に0-1で敗れた名古屋。ミッドウィークのYBCルヴァンカップでは清水エスパルス相手に0-3で快勝していた中、前節からスタメンを1名変更。相馬勇紀を外し、ガブリエル・シャビエルを起用した。
対する浦和は前節は清水エスパルス相手に終盤にゴールを許し1-1のドロー。ルヴァンカップでは、大幅にメンバーを入れ替えるとセレッソ大阪相手に1-0で敗れていた。
前節から浦和はスタメンを3名変更。槙野智章、関根貴大、エヴェルトンが外れ、鈴木大介、武富孝介、柴戸海が起用される。
互いに勝利が欲しい今節。ホームの名古屋が前半から畳み掛ける。
まずは9分、左サイドをオーバーラップした吉田がマイナスのパス。マテウスがスルーすると金崎がシュート性のパス。これに反応した前田がダイレクトで合わせると、GK西川がセーブするも、こぼれ球を前田が冷静に押し込み名古屋が先制する。
さらに直後の10分、左サイドを抜け出たマテウスがアーリークロス。これを中央に走り込んだ前田が落ち着いて合わせ、一気に2点目を奪い切る。
攻勢を止めない名古屋はさらに追加点。18分、左CKから変化をつけると、ガブリエル・シャビエルのクロスをボックス中央でジョアン・シミッチがヘッド。これがゴール右隅に決まり、名古屋のリードが早くも3点となる。
3点ビハインドとなった浦和だが、攻勢に出るもフィニッシュの精度を欠いて、ゴールを奪うことができない展開が続く。
すると38分、浦和はパスカットから丸山の縦パスを受けたガブリエル・シャビエルが華麗なターンで鈴木をかわすとスルーパス。これに反応した前田がGKとの一対一を冷静に流し込み、ハットトリックを達成し、リードを4点に広げる。
44分、山中がミドルシュート。これが右ポストを直撃するあわやというシーンとなるが、ここから名古屋がカウンター。丸山のクリアボールに対して金崎がヘッドで競り合うと、こぼれ球をガブリエウ・シャビエルが拾ってドリブル突破。そのままドリブルで運ぶと、最後はボックス内からシュートを左隅に決めて、前半で5ゴールを奪う。
成す術のなかった浦和はハーフタイムに3枚替え。鈴木、汰木、武富に代えて、槙野、関根、武藤を起用する。
すると48分、武藤の浮き球のパスをボックス内で受けたレオナルドが強引に突破。シュートを中谷がブロックすると、こぼれ球を拾ったレオナルドがそのまま押し込み、1点を返す。
後半早々に1点を返したことで勢いに乗りたい浦和だったが名古屋がすぐさま反撃。カウンターからガブリエル・シャビエルがドリブルで持ち込むとボックス手前で金崎へパス。ボックス内でキープした金崎の横パスを前田がダイレクトで蹴り込み、この試合4点目を決める。
浦和はまたリードを広げられてしまったが、諦めずに攻め立てる。すると72分、山中が遠目から左足一閃。無回転気味のシュートは、またしても右ポストを叩いてしまう。
それでも76分、自陣からボールをつなぐと山中が左サイドで縦パス。裏へ抜けた関根が反応すると、ボックス内左からのグラウンダーのパスを受けたレオナルドがトラップから素早く蹴り込み、再び1点を返す。
ここから押し込みたい浦和だが、名古屋がしっかりと集中した守備を見せて得点を許さない。
名古屋は4点のリードがありながらも、最後まで追加点を目指していくが、途中出場の槙野が希薄の守備を見せ、その後はスコアが動かずに終了。名古屋が大量6得点を奪って快勝を収めた。
名古屋グランパス 6-2 浦和レッズ
【名古屋】
前田直輝(前9、前10、前38、後5)
ジョアン・シミッチ(前18)
ガブリエル・シャビエル(前45)
【浦和】
レオナルド(後3、後31)