たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、ポーランド代表GKウカシュ・スコルプスキがボローニャで見せたスーパーセーブだ。

ポーランドのグールニク・ザブジェでプロデビューを果たしたスコルプスキは、2013年に加入したローマでセリエAデビュー。その後レンタルで加入したエンポリでの活躍を受け、2018年、現在は日本代表DF冨安健洋も所属するボローニャに移籍した。

そんなスコルプスキは、2019年3月10日に行われた、セリエA第27節カリアリ戦で素晴らしい好セーブを見せている。

1-0とホームのボローニャがリードして迎えた63分、セットプレーからカリアリに決定機。左サイドでFKで獲得したカリアリが、ボックスへクロスを上げる。これはボローニャDFがクリアするも、クリアボールを拾ったDFダリヨ・スルナが再びクロスを上げる。

これを中央でDFのちょうど中間にポジションを取り、フリーになっていたMFジョアン・ペドロがゴール左へ完璧なヘディングシュートを放った。しかし、スコルプスキは瞬時にコースを読み、体を素早く倒してスーパーセーブを見せ、ボールをかきだして見せた。

リードを守ったボローニャはその後追加点をマーク。2-0で見事勝利した。