サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。
この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。
今回は、モロッコ代表MFハキム・ジイェフがアヤックスで決めたフリーキックだ。
今年2月にチェルシー加入内定の発表があったジイェフ。7月に入り晴れて正式にチェルシーの仲間入りを果たし、来シーズンから新戦力として期待される。
今シーズンも公式戦35試合8ゴール21アシストと素晴らしい成績を残したジイェフだが、
2019年11月5日に行われたチャンピオンズリーグのグループステージ、チェルシー戦では、1試合3アシストという驚異のパフォーマンスを披露していた。
中でも35分に見せたFKは見事の一言だった。
アヤックスは敵陣右サイドの深い位置でFKのチャンスを獲得すると、ジイェフのシュートは見事なカーブを描いてゴールへ。相手GKケパ・アリサバラガの頭上を越える。
シュートはわずかに曲がり切らず、左ポストへと直撃するが、その跳ね返りがケパの顔面に当たってゴールとなった。
記録はケパによるオウンゴールとなったものの、見事な一撃にジイェフもご満悦。カメラに向かってどや顔でポーズを決めた。
試合は、アヤックスが2人の退場者を出したこともあり、4-4の引き分けでタイムアップ。それでも、この試合での活躍がチェルシー移籍の布石となった可能性は高そうだ。