ゴルフクラブのお手入れなどしたことがないという人は意外と多いようです。しかし、定期的に掃除したりメンテナンスしたりすることによって、クラブが断然長持ちします。自分で正しくゴルフクラブを手入れするにはどのようにしたらよいのでしょ…

 ゴルフクラブのお手入れなどしたことがないという人は意外と多いようです。

しかし、定期的に掃除したりメンテナンスしたりすることによって、クラブが断然長持ちします。

自分で正しくゴルフクラブを手入れするにはどのようにしたらよいのでしょうか?

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そもそも手入れはした方が良いの?メンテナンスするメリット4つ

手入れせずに放置しておくと心配なのが湿気と温度です。

日本の気候は気温も湿度もゴルフクラブにとって適している時期ばかりではありません。

放置すると劣化が早くなるので、定期的なクラブの手入れは必須です。

グリップ力が上がる
空気が乾燥していると、グリップの部分が劣化してゴムがボロボロになります。メンテナンスすることによって手にぴったりフィットし、グリップ力が上がります。

スピンが安定する
アイアンのヘッド部分の溝に土などの汚れを落として綺麗にしていると、スピンをコントロールしやすくなります。
ラウンド中もこまめにブラシでお手入れしましょう。

ゴルフクラブが錆びない
ゴルフクラブは、ラゲッジや車のトランクの中にずっと入ったままでお手入れはしないという人やラゲッジをトランクから出しても屋外の倉庫や玄関先にずっと置いたままという人は多いようですが、温度や湿度が高い状態で保管するとすぐにクラブは錆びてしまいます。

ゴルフクラブが長持ちするので経済的
クラブの汚れをとって適度な湿度や温度で管理すると、確実にクラブが長持ちします。
ゴルフクラブは高額なものもありますので、お気に入りのクラブを長く使えることは非常にメリットがあります。
また、買い取りに出す場合でもお手入れされているクラブの場合、買取金額が数千円もアップします。

ドライバーのお手入れ方法

ドライバーのヘッドについた汚れを取るには、ドイツ生まれのメラメンスポンジの激落ちくんで擦るのがおすすめです。
スポンジに少量の水を含ませてゴシゴシ擦ると、みるみるうちにヘッドに付いた傷などが取れて綺麗になります。

洗剤を使わずに水だけでもたいていの汚れは落ちますが、激落ちくんは柔らかきめの細かいヤスリで擦っているようなものですので、クラウンの部分はやりすぎると塗装が剥げてしまうこともあります。

さらに、シンナー類や車用のコンパウンドや歯磨き粉で磨くとさらに汚れが落ちますし、頑固なボールの跡も消えます。

最後に乾いたタオルで磨き上げて余計な水分や成分を拭き取ります。
マイクロファイバーで磨き上げると新品のようにピカピカになります。

アイアンのお手入れ方法

アイアンの手入れで気を付けるべきことは、ヘッドのフェース面の溝についた土などの汚れです。
この溝に汚れが溜まっているとスピンがかかりにくくなります。
溝の汚れは、ブラシで掃きタオルで拭き取ることでたいていは落ちますが、繊維が細かく吸水性の高いマイクロファイバーで拭くとより簡単に汚れが落ちます。
その後、激落ちくんに水を含ませたものでアイアンを擦ってから、乾いたタオルで湿気を取ります。

さらに、シャフトやフェース面に呉工業のクレ556を使用すると表面に薄く膜をつくるので、サビを防止することができます。

クレ556はヘッドの細かい傷に入った汚れも浮かせて取り除くことができますし、シャフト表面にできた小さなサビなら溶かして取り除くことも可能です。

グリップ部分のお手入れ方法

グリップは手でずっと握っているので汗汚れや手あかがついて想像以上に汚れています。
何も手入れをしないと汚いだけでなく、不衛生な状態にもなってしまいます。
普段は使用したあと、除菌ティッシュなどで軽く拭いておくだけでよいのですが、汚れが目立ってきたら本格的にお手入れするようにします。

グリップの洗い方は簡単で、中性洗剤を水で薄め、吹きかけてタワシでゴシゴシ洗うようにしましょう。
手からつく汚れはたいてい酸性の汚れなのでアルカリ性の洗剤を使うと落ちやすいですが、ゴシゴシ洗うとグリップ部分を傷めてしまう原因にもなりますので注意が必要です。

洗った後は水で洗剤を流して、タオルでしっかり水分を拭き取ったら半日で十分ですので日陰干しをします。
こういった手入れでグリップの汚れはほとんどのケースで綺麗になりますが、ゴム製のグリップは消耗品ですので、薄くなってきたら新しいものと交換した方が良いでしょう。

クラブを綺麗に保つ、定番メンテナンスグッズ

ピカール
ピカールは金属を磨く研磨剤を含んでおり金属のサビ落としができます。
このため、クラブのメッキ部分のサビやノーメッキのウィッジのサビを落とすことができます。しかし、過度に使用すると金属を削ることになるのでソール、クラウン、シャフトなどサビのない部分には使わない方が良いでしょう。

クレ556
呉工業の556をクラブのヘッドやスチールシャフトに吹きかけて磨くと細かい傷の間に入り込んだ汚れもきれいに取り除くことができますし、サビの発生も防ぐことができます。
揮発性が高いので乾いた生地にスプレーしたもので磨いても効果が得られます。

ベビーオイル
クラブヘッドの汚れを落としてきれいにした後に、赤ちゃんが使うベビーオイルで薄く皮膜を作ると汚れが付きにくくなります。
ベビーオイルでなくてもアイアンオイルなど専門のオイルもあります。

ゴルフ後は、面倒でもきちんとクラブの手入れを行い、次のプレーの際に気持ちよく使えるよう習慣としておきましょう。

[文:レジャーゴルフのサイト【Caddy(キャディ)】]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

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