強烈なスイングに米メディア驚き「ドライバーの消耗も理解できる」 米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー・全米プロゴルフ選手権は6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディング・パーク(7234ヤード、パー70…
強烈なスイングに米メディア驚き「ドライバーの消耗も理解できる」
米男子プロゴルフ(PGA)ツアーのメジャー・全米プロゴルフ選手権は6日(日本時間7日)、米カリフォルニア州サンフランシスコのTPCハーディング・パーク(7234ヤード、パー70)で開幕。世界ランク7位ブライソン・デシャンボー(米国)のドライバーが壊れたことが話題となっている。米メディアが“衝撃マン振り”の動画を公開し、「デシャンボーは強くなり過ぎた」などと報じている。
肉体改造したデシャンボーが、メディアやファンを驚かせた。7番パー4の第1打。ティーに置かれたボールをこれでもかと言わんばかりのパワーを込めて振り抜いた。296ヤード飛ばして右ラフに入ったが、注目はこの後だった。なんとシャフトがヘッドの付け根から取れてしまったようだ。スイング直後には確かに付いていたヘッドがポロリと落ちている。
複数のメディアが動画付きで報じ、米ヤフースポーツは「ブライソン・デシャンボーは中断期間に強くなり過ぎた。実際にスイング時にドライバーを壊してしまった」と驚いた様子。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」も「ボールスピードが200マイル(約321キロ)に達するのだから、ドライバーの消耗も理解できる。彼は身体的に可能な限り強くスイングする」と、これまでの球速を引き合いにスイングの強烈さを説明した。
米スポーツ専門局「ESPN」は公式ツイッターで「デシャンボーがうっかりドライバーを壊した後。『(これまで)込めていた全てのスイングのせいかな』」と本人のコメントを引用しながら動画を公開。世界屈指の飛ばし屋は衝撃の蓄積で壊れたと思っているようだ。PGAツアーが公開した別アングルの動画では、打った後にグリップに左手を添えながらティーを拾おうとした瞬間に壊れている。拾う時は大きな力が加わったようには見えない。
コロナ禍の自粛期間中に行った肉体改造が話題となっていたデシャンボー。このホールをパーセーブして2アンダーの20位発進となった。クラブは故意に壊したわけではないため、7番以降は新しいものに交換してプレーしたという。打球速度321キロを生み出すパワーが、またも脚光を浴びたようだ。(THE ANSWER編集部)