サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。
この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。
今回は、ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがパリ・サンジェルマン(PSG)時代に決めたフリーキックだ。
2012年夏にミランからPSGへ移籍したイブラヒモビッチは、在籍4年間で公式戦122試合に出場して113ゴールをマーク。リーグ・アン4連覇に貢献し、得点王にも3度輝いた。
その強烈なキックを武器にPSGではFKのキッカーも務めていたイブラヒモビッチは、2014年12月6日に行われたリーグ・アン第17節のナント戦でもパワフルなFKを決めている。
アウェイのナントに先制される展開となったものの、34分にイブラヒモビッチのゴールで追いついたPSGは、後半開始早々の48分にFKのチャンスを獲得する。
ゴール正面右の位置でボールをセットしたイブラヒモビッチは、集中力を高めた後、ゆったりとした助走から右足を一閃。相手の壁の横を抜けた強烈なシュートは、真っすぐな軌道で左のサイドネットへと突き刺さった。
試合はそのまま2-1でタイムアップ。イブラヒモビッチの2ゴールでPSGが勝利を収めている。