ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16、ウォルバーハンプトンvsオリンピアコスの2ndレグがモリニュー・スタジアムで行われ、ウルブズが1-0で勝利し、合計スコア2-1で準々決勝進出を決めた。 新型コロナウイルスの影響で3月の開催を最後に中断…
ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16、ウォルバーハンプトンvsオリンピアコスの2ndレグがモリニュー・スタジアムで行われ、ウルブズが1-0で勝利し、合計スコア2-1で準々決勝進出を決めた。
新型コロナウイルスの影響で3月の開催を最後に中断していたEL。5カ月ぶりに再開に漕ぎ着けたが、レギュレーションは大幅に変更され、準々決勝以降は中立地ドイツでの一発勝負となる。
このラウンド16では、一部を除いて1stレグまで進んでいたため、2ndレグは通常通りそれぞれのホームチームのスタジアムで開催される。オリンピアコスの本拠地カライスカキス・スタジアムで行われた1stレグは1-1の痛み分けに終わっていた両チーム。序盤からインテンシティの高い内容が繰り広げられる中、9分にGKへのバックパスを奪いにいったポセンセがGKラディに倒されPKを獲得。オリンピアコスにとってやや厳しい判定となったが、このPKをヒメネスが決めて、ホームのウルブズが先制した。
ギリシャ王者のオリンピアコス怯まず反撃。19分に左サイドでボールを持ったツィミカスが味方とのワンツーでボックスへ侵入。左足でゴールを狙ったが、GKルイ・パトリシオの好セーブに阻まれた。29分には、味方のスルーパスで右サイドを突破したエル・アラビのクロスに合わせたカマラがネットを揺らしたが、エル・アラビがオフサイドを取られ、ゴールは認められなかった。
後半は選手を2人入れ替えたオリンピアコスが優勢に試合を進める。途中出場のフォルトゥニスやエル・アラビがトライしていく中、67分には左サイドから切り込んだフォルトゥニスの折り返しをエル・アラビがシュート。DFを背にして反転しながらのシュートだったが、足を滑らせてしまい枠に飛ばすことができなかった。
ウルブズはネヴェスやモウティーニョが長短のパスを駆使してチャンスメイク。CKの流れで、ポデンセの折り返しを途中出場のジョッタがシュート。相手に当たってこぼれたところをボリが押し込みにかかったが、惜しくも届かなかった。
80分過ぎには、後半途中投入のコカのヘディングシュートが飛び出したオリンピアコスだが、ここもGKルイ・パトリシオが立ち塞がる。対するウルブズもショートカウンターからモウティーニョがシュートを放ったが、クロスバーを掠めていった。
その後は、ボリの負傷の影響でアディショナルタイムは長めに取られたが、追いすがるオリンピアコスを躱したウルブズが合計スコア2-1で勝利し準々決勝に進出。セビージャと対戦する。