トッテナムは6日、クラブレジェンドである元イングランド代表DFのレドリー・キング氏(39)のアシスタントコーチ就任を発表した。 トッテナムではジョゼ・モウリーニョ監督と副官のジョアン・サクラメント氏というポルトガル人コンビがトップチームをオ…

トッテナムは6日、クラブレジェンドである元イングランド代表DFのレドリー・キング氏(39)のアシスタントコーチ就任を発表した。

トッテナムではジョゼ・モウリーニョ監督と副官のジョアン・サクラメント氏というポルトガル人コンビがトップチームをオーガナイズしている。

しかし、戦術アナリストを務めてきたリカルド・フォルモジーニョ氏が指導者としての独り立ちを理由に、今シーズン限りで退団。そして、先日にモウリーニョ監督が予告していた通り、後任にはクラブOBであるキング氏が選ばれた。

地元ロンドン生まれでトッテナムの下部組織から1999年にトップチームデビューを飾ったキング氏は、ヒザのケガを理由に2012年に31歳の若さで現役を引退するまで、公式戦323試合に出場した“ワンクラブマン”だ。

アスリート能力、戦術眼、テクニック、リーダーシップとすべてを兼ね備えた守備者は、センターバックと守備的MFを主戦場に、トッテナムとイングランド代表を支え、2007-08シーズンには自身唯一のタイトルとなったEFLカップのタイトルを手にしている。

現役引退後はすぐさまクラブアンバサダーに就任し、スパーズの顔役として国内外でのPR活動やアカデミーの指導などに携わってきた。また、モウリーニョ監督の要請に応じる形で、短期間ながらトップチームのディフェンスの選手の指導も行っていた。

モウリーニョ監督は、自らのリクエストでキング氏をコーチングスタッフに入閣させた理由を以下のように説明している。

「新シーズンに向けて準備を進めていく中で、レドリーをトップチームの一員として迎え入れることができたことを非常に嬉しく思っている」

「彼はこのクラブと強い親和性を持っており、ファンも彼がピッチ内外で真のスパーズマンとして、どれだけのことを成し遂げたかを高く評価している」

「私がここに来て以来、我々は良い関係を築いてきた。彼の経験と見識を生かして、我々がスカッドと共に行っている仕事をサポートしてくれることを期待している」