サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free K…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが決めたフリーキックだ。

2015年にパレルモから加入し、公式戦通算227試合95ゴール38アシストを誇るディバラ。今季のセリエAでも33試合に出場して11得点7アシストを記録し、チームの9連覇に大きく貢献。2019-20シーズンのセリエA最優秀選手賞に輝いている。

多くのゴールを生み出してきたディバラだが、2017年10月25日に行われたセリエA第10節のSPAL戦では、見事なFKを決めている。

ユベントスが1点リードして迎えた22分、ゴール右約25mの位置でFKを獲得すると、キッカーを担ったのはディバラ。集中力を高め、短めの助走から左足を振り抜くと、絶妙にコントロールされたシュートが、カーブを描いてゴール右へと吸い込まれるように入っていった。

その後は、両チーム得点を重ね、4-1でユベントスが勝利している。