野球日本代表「侍ジャパン」が6日、東京ドームで10日から行われるメキシコ、オランダとの強化試合に向け、QVCマリンフィールドで練習をスタートさせた。来年3月には世界一奪還を目指す第4回WBCを控えているが、新たな課題も見えてきた。■WBC公…

野球日本代表「侍ジャパン」が6日、東京ドームで10日から行われるメキシコ、オランダとの強化試合に向け、QVCマリンフィールドで練習をスタートさせた。来年3月には世界一奪還を目指す第4回WBCを控えているが、新たな課題も見えてきた。

■WBC公式球に苦戦、山田は「きれいにかからないとうまく投げられない」

 野球日本代表「侍ジャパン」が6日、東京ドームで10日から行われるメキシコ、オランダとの強化試合に向け、QVCマリンフィールドで練習をスタートさせた。来年3月には世界一奪還を目指す第4回WBCを控えているが、新たな課題も見えてきた。

 この日の全体練習では投内連係、シートノック、フリー打撃が行われたが、山田ら内野陣が口にしたのはプロ野球で使われる統一球からWBC公認球への対応だ。

 山田「きれいに縫い目に指がひっかからないとうまく投げられない。握り方によってはボールがスライドしたり、抜けて浮いてしまったりする。打撃というよりは守備で苦しんでいる」

■名手・菊池も警戒「間違いなく滑るので対応していきたい」

 菊池「まずは3日間でボールに慣れたい。怖さがある。気にしないタイプなので大丈夫だと思いますけど、(巨人の坂本)勇人さんも気にしているし。間違いなく滑るので対応していきたい。連係は問題ない。三塁、遊撃なら距離を投げないといけないかもしれない。そういう意味でもボールに慣れたい」

 投手陣のボールへの対応はもちろんだが、内野陣にも併殺など素早いプレーが要求される。それだけでなく、ヤクルト・山田の三塁など自チームにない起用法も想定される。

 小久保監督も「球の違いもある。その辺りになれる期間にしたい」と話した。広島・菊池ら鉄壁の守備陣と期待されるだけに、一日でも早く課題をつぶしたいところだ。