現地4日、世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が「全米オープン」と「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」を欠場することが分かった。【関連記事】ナダルが決してラケットを壊さない理由。…

現地4日、世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が「全米オープン」と「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」を欠場することが分かった。【関連記事】ナダルが決してラケットを壊さない理由。叔父のトニ氏が語る

グランドスラム優勝19回を誇り、前年2019年の「全米オープン」でも優勝を飾ったナダル。自身のTwitterで「いろいろ考えた結果、今年の"全米オープン"に出場しないことにした」と発表した。

また、当初の「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」のエントリーリストにはその名前が載っていたが、同大会の公式Twitterも「ラファが"ウェスタン&サザンオープン"からも撤退したことを確認した。彼の健闘を祈り、2021年にシンシナティで彼に会えることを願っている」と発表している。

ナダルは今回の欠場理由について「世界的に非常に複雑な状況であり、新型コロナウイルスの感染者は増加している。僕らは依然としてコントロールできていないようだ」と、新型コロナウイルスへの懸念を説明。一方で、次のように大会主催者側への感謝を表した。

「大会を実現するための努力を理解し、感謝している。今年のマドリード大会は開催されないという発表を見たばかりだからね」「USTA、"全米オープン"の主催者、そしてATPが、世界中の選手とテレビを通じたファンのために大会をまとめようとしてくれたことに敬意を表したい」

「これは決して望んでいなかった決断だが、今回は自分の心に従い、当面は遠征しないことにした」

なお、これに先立ちナダルが出場を明言していた「ATP1000 マドリード」は、今年開催中止が決まった。

男子のツアー再開初戦となる「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」は8月22日から、「全米オープン」は8月31日から、どちらもニューヨーク市のUSTAビリー・ ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのナダル

(Photo by TPN/Getty Images)