テニスのエキシビション大会「アドリア・ツアー」では、自身を含む複数の新型コロナウイルス陽性者を出してしまったことで大きな批判を浴びたノバク・ジョコビッチ(セルビア)だが、彼が恵まれない人々を援…

テニスのエキシビション大会「アドリア・ツアー」では、自身を含む複数の新型コロナウイルス陽性者を出してしまったことで大きな批判を浴びたノバク・ジョコビッチ(セルビア)だが、彼が恵まれない人々を援助する活動をずっと続けていることは忘れられるべきではない。彼は今回も、難病に苦しむ幼い女の子に援助の手を差し伸べた。テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICが報じている。【動画】ジョコビッチvsデル ポトロ2018全米オープン決勝戦ハイライト

ソフィヤ・マルクレビッチちゃんは脊髄性筋萎縮症(SMA)という難病に苦しんでおり、アメリカでその治療を受けるためには240万ドル(約2億5,400万円)がかかる。そこでジョコビッチは、セルビアの実業家らと協力してソフィヤちゃんをプライベートジェットでアメリカへ送る援助をした。

ジョコビッチと妻エレナさんが運営する慈善財団は非常に活発に活動しており、特に子供たちを助ける活動に重点を置いている。彼らはコロナ関連でも様々な寄付を行ったが、特にイタリア北部の病院に大きな額の寄付をしたことなどは、メディアにも公表されていなかった。

ジョコビッチは8月に「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)に出場予定。その後、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)で18個目のグランドスラムの栄冠を狙う。

そして今は、ソフィヤちゃんの回復を祈ろう。

※為替レートは2020年8月3日時点

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのジョコビッチ

(Photo by Recep Sakar/Anadolu Agency via Getty Images)