日本ハムの中田翔内野手が6日、10日からの侍ジャパン強化試合へ向け、「指を挟んでも前へ転がしたい」とバントでも辞さない考えを示した。■所属チームでバント経験なしも…「サインが出たらしっかり送る仕事を」 日本ハムの中田翔内野手が6日、10日か…

日本ハムの中田翔内野手が6日、10日からの侍ジャパン強化試合へ向け、「指を挟んでも前へ転がしたい」とバントでも辞さない考えを示した。

■所属チームでバント経験なしも…「サインが出たらしっかり送る仕事を」

 日本ハムの中田翔内野手が6日、10日からの侍ジャパン強化試合へ向け、「指を挟んでも前へ転がしたい」とバントでも辞さない考えを示した。

 プロ9年間で通算161本塁打を放っているスラッガーは、所属チームでバントの経験はない。それでも、日の丸の戦いでは「つなぎの打撃」に徹する考えだ。

「右打ちや進塁打はシーズン中からやってきたこと。バントは下手だが、(代表では)バントのサインが出ないとは限らない。そういうサインが出たら出たで、しっかりランナーを送る仕事をしっかりやりたい」

 平成の怪物と呼ばれた大阪桐蔭時代に通算87本塁打をマークした大砲は、衝撃の思い出を振り返る。

■「高校の時はバントのサインが出ても…」

「バントの経験?あまりないですね。高校の時もバントのサインが出ても無視して打っていたから。でも、ここはプロ。もしバントのサインが出たら、指を挟んでも前へ転がしたいなと思います」

 この日からQVCマリンフィールドで全体練習がスタート。投内連係、シートノック、フリー打撃など約2時間の練習を行った。

「自分がやってきたことに自信を持って、中田翔という選手を見せられたらいい。このメンバーでやらせてもらっているので、走者を送ることや、チャンスメークすることを自分の中で考えてやっていかないといけない。そこに関してはチームと違う。言われた所でしっかり仕事を出来ればと思います。しっかりバント練習をしておきたいなと思います」

 中田にとって、バントは「普通に打ちにいくよりプレッシャーがかかる」という大仕事。日の丸をかけた戦いの中で、衝撃のプロ初バントは飛び出すのか。