どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。 今回はブラジル代表DFダニーロがユベントスで決めた最初のゴールだ。 ブラジ…
どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。
今回はブラジル代表DFダニーロがユベントスで決めた最初のゴールだ。
ブラジルでプロデビューし、2012年にポルトでヨーロッパデビューを果たしたダニーロ。SBながらその攻撃的なプレースタイルから、“マイコンの後継者”と呼ばれたダニーロは、その後レアル・マドリー、マンチェスター・シティでプレーしたが、レギュラーに定着することはなく、2019年の夏にユベントスに加入した。
ユベントスで徐々に主力に定着しつつあるダニーロは、ここまで公式戦30試合に出場し、2ゴールを記録しているが、その記念すべきユベントス初ゴールとなったのは、2019年8月31日に行われた、セリエA第2節のナポリとの試合で決めたゴールだった。
0-0で迎えた15分、DFマッティア・デ・シリオの負傷により、途中交代で出場し、セリエAデビューを果たしたダニーロ。ナポリのコーナーキックから試合が再開される。
すると、ショートコーナーから放ったナポリのシュートがユベントスDFに跳ね返り、これをダニーロが拾うと左サイドに上がっていたFWドグラス・コスタへパスし、カウンターを発動させる。
D・コスタはそのままドリブルで独走し、独走すると、相手DFに追いつかれたタイミングで絶妙のカットイン。相手DFを引き付けると、フリーになったダニーロへラストパス。これをダニーロが落ち着いてゴールに沈める。出場からわずか29秒でゴールを決めるという鮮烈デビュー弾となった。
このダニーロのゴールで先制したユベントス。この後、一時3-0のリードを奪うものの、3点を返され3-3にされる。それでもアディショナルタイムにナポリのオウンゴールで勝ち越し、劇的な勝利を収めている。