サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い) サッカー選手にとって、「ハット…
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)
サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、フラメンゴのブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(23)がサントス時代に決めたハットトリックだ。
“ガビゴル”の愛称でも知られるガブリエウ・バルボサは、2016年夏にサントスからインテルに移籍。しかし、公式戦10試合で1ゴールと鳴かず飛ばずの成績に終わると、2017年夏に加入したベンフィカでも公式戦1試合の出場に留まり、結果を残すことはできなかった。
しかし、2018年1月に復帰したサントスでリーグ戦35試合18ゴールを記録して得点王を獲得。昨シーズンに加入したフラメンゴでは、公式戦43試合で34ゴール11アシストを記録。リーグとコパ・リベルタドーレスの2冠達成に大きく貢献し、2020年1月に完全移籍している。
母国復帰1年目のサントス時代の2018年9月2日行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第22節ではハットトリックも達成している。
試合開始早々の5分、ボックス左に侵入した味方の折り返しにガビゴルが左足で合わせて先制に成功する。
そして65分、今度は右サイド深くに侵入した味方の折り返しに、ガビゴルがジャンプしながらのボレーシュートで上手く合わせ、コースを突いたシュートでゴール左に突き刺す。
最後は82分、カウンターのチャンスから右サイドを突破した味方の折り返しに、またもガビゴルが走り込みながら合わせ、ハットトリックを達成した。
なお、この試合には現レアル・マドリーのブラジル代表FWロドリゴもサントスのFWとしてフル出場を果たしている。