バイエルンの名誉会長を務めるウリ・ヘーネス氏がドルトムントの移籍戦略を非難した。ドイツ『N-TV』が伝えている。 若手育成に定評のあるドルトムント。これまでFWピエール=エメリク・オーバメヤンやFWウスマーヌ・デンベレ、MFクリスチャン・プ…
バイエルンの名誉会長を務めるウリ・ヘーネス氏がドルトムントの移籍戦略を非難した。ドイツ『N-TV』が伝えている。
若手育成に定評のあるドルトムント。これまでFWピエール=エメリク・オーバメヤンやFWウスマーヌ・デンベレ、MFクリスチャン・プリシッチといった選手を売却し、高額な移籍金を手にしている。
ヘーネス氏はこのやり方がバイエルンにブンデスリーガ8連覇をもたらしている要因だと考えているようだ。ドイツ『FAZ』の取材で宿敵に向けて「賢明じゃない」と注意喚起した。
「ドルトムントがとても才能のある選手を購入し、良いプレーをしたとする。しかし、数カ月後には最終的に売りに出されたという話を聞くことになる」
「もし、選手が自分が売却の対象だと感じた場合、どうやってクラブのDNAを100%吸収することができるのか? 無理だ。我々はバイエルンのために選手を獲得している。ビジネスにすることはないね。プレーヤーはずっとバイエルンの一員だと感じなければならない」
ヘーネス氏はまた、今夏の補強についてもコメントしている。すでにマンチェスター・シティから移籍金4900万ユーロ(約61億円)でドイツ代表MFレロイ・ザネ(24)を獲得しているバイエルン。レバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(21)への関心も報じられているが、これ以上の大きな動きはないと語っている。
「大きな補強はないと思う。コロナウイルスの影響がある中で5000万ユーロ近くの取引をした後に、資金が確保出来ていない状況で7000万~8000万ユーロ以上の交渉は想像できない」