たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。
しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回は、ナポリのイタリア代表GKアレックス・メレトが見せた圧巻のトリプルセーブだ。
2014年にウディネーゼでプロデビューしたメレトは、レンタル先のSPALのセリエB優勝に貢献するなど、活躍を見せると、2018年夏にナポリに加入。GKダビド・オスピナと正GKの座を争っている。
そんな注目の若手イタリア人GKメレトは、2019年10月19日に行われた、セリエA第8節ヴェローナ戦では、圧巻の離れ業を見せている。
0-0で迎えた18分、ナポリの左サイドを1人で崩したヴェローナのMFダルコ・ラゾビッチがドリブルでボックス内深部まで侵入すると、角度のないところからシュート。メレトはこれを何とか弾くと、続いてこぼれ球に詰めたMFマッティア・ザッカーニのヘディングシュートも横っ飛びでブロック。そのこぼれ球をさらに詰めていたFWマリウス・ステピンスキのシュートも体を当ててブロック。圧巻のトリプルセーブでチームのピンチを救った。
メレトの活躍もあり無失点で試合を終えたナポリは2-0で勝利している。