FCバルセロナの8日(日本時間9日4時)のナポリ戦の勝利はメモリアル記録を意味する。同一戦ではチャンピオンズリーグにおける“カンプ・ノウ100勝”が懸かっている。 バルサが初勝利を挙げたのは、欧州チャンピオンズカップ…

FCバルセロナの8日(日本時間9日4時)のナポリ戦の勝利はメモリアル記録を意味する。同一戦ではチャンピオンズリーグにおける“カンプ・ノウ100勝”が懸かっている。
バルサが初勝利を挙げたのは、欧州チャンピオンズカップ時代の1992年である。バルサは1992年9月16日、カンプ・ノウでノルウェーのバイキングFKスタヴァンゲルと対戦し、デビューを果たした。ギジェルモ・アモールの87分のゴールが決勝点となり1-0で勝利した。
この時からバルサはカンプ・ノウでの勝利を積み重ね、133試合で99勝に達するまでになった。残りは引き分け24、負け10試合である。
この133試合でバルセロナは340ゴールを記録しており、67ゴールのメッシがトップスコアラー(19.7%)となっている。メッシ以降はネイマールとルイス・スアレス(16)、エトー(15)、クライファート(14)、ルイス・エンリケ(13)、リバウド(12)、ロナウジーニョ(11)、ペドロ(10)、ピケ(9)と続いている。
チャンピオンズでのホーム戦勝利は、1993-1994、2014-2015、2015-2016、2017-2018の4つのシーズンが際立っていた。ヨハン・クライフ、ルイス・エンリケ2回とエルネスト・バルベルデが達成している。
99勝の中でも、レオ・メッシが初めて“マニータ(5点)”を記録した2012年3月7日のバイヤー・レバークーゼン(7-1)などの試合が思い出される。
等しく忘れられないのは、2017年3月8日にPSGに6-1で大逆転勝利を収めた試合だ。ルイス・エンリケのバルサは、ラウンド16のファーストレグで0-4で敗れたばかりだった。歴史的な失望から1週間後、ブラウグラナは奇跡の逆転突破を果たした。
また、2019年5月1日にリヴァプール戦の3-0も魔法のような夜だった。その6日後に“アンフィールドの惨劇”が起こるとは思いもよらなかった。
そして直近の2019年11月27日に99勝目をあげた。ボルシア・ドルトムントからメッシ、スアレス、グリーズマンがそれぞれゴールを奪って3-1で勝利した。今回、キケ・セティエンは初のチャンピオンズリーグの試合でホーム100勝を手にすることが期待される。
監督別では、より多くの勝利を手にしたのはペップ・グアルディオラで18勝、次にルイ・ファン・ハールとルイス・エンリケが15勝で続く。以下、ライカールト(14勝)、バルベルデ(12勝)、クライフ(9勝)、レシャック(5勝)、マルティーノ(4勝)、ビラノバ(3勝)、セラ・フェレールとアンティッチ(2勝)となっている。