2020年8月3日、ネイマールの物議を醸すパリ・サンジェルマン(PSG)移籍から3年が経った。サントスからFCバルセロナへ移籍して4年プレーし、将来的にレオ・メッシの後継者となり、チームのエースとなる予定だったブラジルのクラックは、バルサへ…
2020年8月3日、ネイマールの物議を醸すパリ・サンジェルマン(PSG)移籍から3年が経った。サントスからFCバルセロナへ移籍して4年プレーし、将来的にレオ・メッシの後継者となり、チームのエースとなる予定だったブラジルのクラックは、バルサへの裏切りという形でその関係は終焉を迎えた。
PSGのナセル・アル=ケライフィ会長による巨額オファーにより、ネイマールは最終的に新たなクラブでのキャリアを選択した。2億2,200万ユーロ(約276億円)をバルサに残したものの、クラブへの不義理だったと言える。
そして、最も残念なのは、PSGも、ネイマール本人も、当初計画していたようにことを進められておらず、目標を満足に達成できていないのと同時に、バルサもネイマールの抜けた穴を埋められていないことだ。
ネイマールは、バルサでの4シーズンでクラブW杯、チャンピオンズリーグを含めて10個のタイトルを獲得している。一方で、PSGでは9個の国内タイトルしか獲得できておらず、フランス国内でしか輝きを見せられていないのに加え、国際舞台では怪我によりほとんどプレーできていない。
■ネイマールの影響力
『Opta』によれば、ネイマールはバルサでプレーした4シーズンでラ・リーガ123試合に出場し、68ゴール38アシストを記録しており、94分毎に1回はゴールに絡む活躍をしていたことになり、そのパフォーマンスの試合への影響力は非常に大きかった(合計出場時間:10,021分)。
PSGに移籍したネイマールは、リーグ・アン52試合にしか出場できていない。ただ、その試合での影響力は47ゴール26アシストで、62分毎に1回はゴールに絡む活躍をしていることになり、バルサ時代の数字を上回っている。
パリに舞い降りてから、ネイマールは決断を間違えたことを自覚しており、その間違いを正そうとしているが、うまくいっていないのが現状である。