注意受けたMMA選手が逆上、海外ファン「レフェリーが逆ギレに乗らず良かった」 米国の総合格闘技「MMA」で選手がレフェリーに拳を向けるシーンが注目を浴びている。7月31日にUAEのアブダビで行われたアフメド・アルダルマキとボグダン・キリレン…

注意受けたMMA選手が逆上、海外ファン「レフェリーが逆ギレに乗らず良かった」

 米国の総合格闘技「MMA」で選手がレフェリーに拳を向けるシーンが注目を浴びている。7月31日にUAEのアブダビで行われたアフメド・アルダルマキとボグダン・キリレンコ(ともにUAE)によるフェザー級の一戦。レフェリーストップを無視したアルダルマキが注意を受けると、レフェリーに掴みかかった。英記者らが動画を公開すると、海外ファンから「ルールや安全が頭にないんだ」「追放願う」「愚か者」と反響が集まっている。

 初回だ。マウントをとったアルダルマキは、必死に逃れようとうつ伏せになったキリレンコの首を後ろからホールドした。キリレンコはたまらずタップ。レフェリーのマーク・ゴダード氏はストップをかけたが、アルダルマキは力を緩めない。無理やり腕を解くと、立ち上がったアルダルマキが怒ったようにレフェリーの胸を2度小突いた。

 互いに胸ぐらをつかみ合い、最後はゴダード氏が何か怒鳴りつけ、関係者が制止に入っている。レフェリーに従わなかったことでアルダルマキは失格となった。この様子の動画を、英紙「ミラー」のジェームス・エドワーズ記者、コメンテーターや記事執筆などで格闘技メディアで活躍するマイケル・モーガン氏は、それぞれのツイッターに公開。すると、ファンからコメントが相次いでいる。

「愚か者」
「当然の失格だ」
「愚行を悟っただろう」
「ルールや安全なんて全く頭にないんだよ」
「相手とレフェリーに対して無礼極まりない」
「この男が追放か出場停止されることを願う」
「偉大なレフェリー」
「ショッキング……マーク・ゴダードは逆ギレに乗らず良かった」

 UFCでもレフェリーを務めるベテランのゴダード氏は元ライトヘビー級の選手。アルダルマキと体格差はあるとはいえ、思い切って毅然と対応した姿に称賛の声もあるようだ。(THE ANSWER編集部)