Jリーグは2日、大宮アルディージャ、アビスパ福岡との共同緊急会見を実施した。 2日、明治安田生命J2リーグ第9節の大宮アルディージャvsアビスパ福岡が試合開始直前に中止と発表されていた。 この要因として、福岡の選手1名が新型コロナウイルスの…
Jリーグは2日、大宮アルディージャ、アビスパ福岡との共同緊急会見を実施した。
2日、明治安田生命J2リーグ第9節の大宮アルディージャvsアビスパ福岡が試合開始直前に中止と発表されていた。
この要因として、福岡の選手1名が新型コロナウイルスの陽性反応を示す可能性が高いと判断。濃厚接触者が特定できないという状況から、試合が中止となっていた。
会見で村井満チェアマンは「大宮でのホームゲームが直前で中止とされることで、スタジアム周辺、またスタジアムに到着された中で中止を知ったことかと思います。リーグを代表して、改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。
今回の急な試合中止に関しては「17時ごろ、今回の陽性の可能性が極めて高いという連絡を受けた」と明かしており、試合キックオフ2時間前に知ったとのことだ。
陽性反応を示す反応が高いという理由については「CT値が低いと、少ない回数でウイルスが増えていく状況。今回は、CT値が低いがために、陽性反応を示す可能性が高いと判断した」とコメント。「陽性となった場合、チーム内で濃厚接触になっている可能性も高いと判断した」と語り、感染が拡大する可能性があることから中止と判断したことを明かした。
なお、検査に関しては「今回は31日に検体を採取し、火曜日(4日)の夜に検体結果が判明するという予定だった。しかし、昨日、U-19日本代表に招集されていた町田の選手が陽性だったと連絡を受けて、極めて例外な対応を検査チームに行った」と、異例の対応を行ったと明かした。
また、「最終的には当該の代表選手1名のみが陽性だったが、J2も検査スピードを上げていただいた中に、福岡の選手が含まれていた」とし、予定外の早期発見となったとコメント。「通常であれば、火曜日の判定となった中、この夕刻に来たことで、可能性が高いのであれば見合わせようと判断した」とし、本来の検査スピードであれば試合がそのまま実施されていたとしている。
なお、福岡の川森敬史社長は「Jリーグから第一報、可能性がある、専門家の方との協議をする段階で16時ごろにもらい、チームヘ連絡。当該選手は席を外し、他の選手から話したという状況です」と語り、試合会場へ移動する前にストップしていたことを報告。また、「大宮にいる段階で、地元の保健所の指示を仰いでいる状況なので、そちらの指示をもとに行動したいと思います」と語り、選手の移動に関しても、今後の状況を待って判断するとしている。