ウェールズ代表の指揮を執るライアン・ギグス氏が古巣マンチェスター・ユナイテッドに対して、アストン・ビラのイングランド人MFジャック・グリーリッシュ(24)とドルトムントでプレーするイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(20)の両獲りを勧…
ウェールズ代表の指揮を執るライアン・ギグス氏が古巣マンチェスター・ユナイテッドに対して、アストン・ビラのイングランド人MFジャック・グリーリッシュ(24)とドルトムントでプレーするイングランド代表MFジェイドン・サンチョ(20)の両獲りを勧めた。
今季のプレミアリーグで3位フィニッシュを決め、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したユナイテッド。来季に向け、長らくワイドプレーヤーの獲得が取り沙汰され、その候補としてグリーリッシュとサンチョが長らく挙がっている。
最近の報道でプレミアリーグ残留を果たしたアストン・ビラが求める高額な移籍金の支払いを嫌い、グリーリッシュを見送り、サンチョに一本化したともいわれるが、ギグス氏は来季のCL参戦も見越して、両選手とも獲得すべきだと考えているようだ。
『Webby and O'Neill Youtube』に登場すると、古巣のターゲットに挙がるグリーリッシュとサンチョについて「2人とも良い選手だ」と語り始め、「2人ともサインできるチャンスがあるのなら、私は彼らの獲得に乗り出す」と述べた。
「グリーリッシュに関して言うと、彼はすでにプレミアリーグの環境に慣れており、適応の時間が不要。それは良い要素だ。外から見る私からすれば、彼はあの場所でプレーできるメンタリティの持ち主。選手のなかには周りに気を使いすぎてしまうものもいるのだがね。それと、今季の彼から良い点を挙げるなら、(公式戦で)10ゴールを挙げ、二桁得点をマークしたということ。ビラでPKもなく二桁ゴールを挙げた面は実に印象的だ」
「サンチョは素早く、ダイレクトなプレーヤーだが、インテンリジェンスもある。彼が良いのはボックス内でも慌てないところ。ワイドプレーヤーはパニックになりがちだが、彼は適切なパスも出せる。それに、カウンターアタックも得意だ。チームの重心が後ろに傾いているなかで、相手を振り切って、物事を起こすこともできる。2人ともサインできるチャンスがあるのなら、私は彼らの獲得に乗り出す」
なお、グリーリッシュの獲得に必要とされる移籍金額は8000万ポンド(約110億7000万円)。サンチョを引き抜くためには1億900万ポンド(約150億9000万円)が必要になってくるとみられる。