エディー・ハーン氏のマッチルーム社が仕掛けた異例の興行が幕開け ボクシングの英興行大手・マッチルームは1日(日本時間2日)、ロンドン近郊ブレントウッドにある本社裏庭で試合を行う異例の興行をスタートさせた。煌びやかなライトアップ、花火も打ち上…

エディー・ハーン氏のマッチルーム社が仕掛けた異例の興行が幕開け

 ボクシングの英興行大手・マッチルームは1日(日本時間2日)、ロンドン近郊ブレントウッドにある本社裏庭で試合を行う異例の興行をスタートさせた。煌びやかなライトアップ、花火も打ち上げるなど、ド派手な演出を施した様子を英記者が画像付きで公開。画期的な試みは「壮観! 裏庭でも変わらず白熱!」「偉大なマッチに偉大なイベント」とファンの絶賛を呼んでいる。

 ついにマッチルームの“裏庭ボクシング”が始まった。英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は自身のツイッターに4枚の画像で会場の様子をレポート。緑が広がる広大な敷地にリングが建ち、屋根も設置、リング後方には城のようなマッチルーム本社がそびえる。また、夜に実際に試合が行われると会場全体がライトアップされ、さらに花火も打ち上がっている。

 新型コロナウイルス感染拡大で観客を集めた試合が難しくなり、エディー・ハーン氏が総帥として君臨するマッチルーム社が仕掛けた画期的な興行。準備段階から注目を集めていたが、この日初めて試合が行われた。

 ベンソン記者は「スポーツ観戦では、その見せ方と雰囲気を重視する。ハーンの裏庭リングもそうだ。チャンピオンズリーグのキックオフ前のアンセムやWBSSの戦闘的な舞台。何よりも大事なのは試合のクオリティだ。しかし、演出も同じだ。今宵マッチルーム社は煌びやかに演出した」と異例の試みで施した演出を絶賛し、コメント欄でも同調する声が上がっている。

「賛成!」「試合が始まれば、観客がいるかどうかなんて気にしない」「素晴らしい夜だった。エディーよくやった」「これまで見た中で最高の花火の一つ」「壮観! 裏庭でも変わらず白熱!」「完全同意。偉大なマッチに偉大なイベント」「みんなが体験した。楽しい一日だった」「100%同意。全く新しいプロダクションチームみたいだった。素晴らしいアングルに照明etc」

 英公共放送「BBCスポーツ」によると、出場する選手たちは近くのホテルに待機させ、検査で新型コロナウイルスの陰性の結果を確認した上で実施するなど、感染対策も行っていたという。

 初日のメインカードは、IBFインターナショナルスーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦で挑戦者のテッド・チーズマン(英国)が王者のサム・エギントン(英国)に判定勝ちした。興行は4週連続で行い、22日にはWBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英国)と元WBA同級王者アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が激突する。(THE ANSWER編集部)