明治安田生命J1リーグ第8節、横浜FCvsサンフレッチェ広島が8月1日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、0-2で広島が勝利した。 共にここ4戦未勝利の両チーム。14位の横浜FC(勝ち点5)は、連敗同士の対戦となった前節の浦和レッズ戦は攻勢を見…

明治安田生命J1リーグ第8節、横浜FCvsサンフレッチェ広島が8月1日にニッパツ三ツ沢球技場で行われ、0-2で広島が勝利した。

共にここ4戦未勝利の両チーム。14位の横浜FC(勝ち点5)は、連敗同士の対戦となった前節の浦和レッズ戦は攻勢を見せながらも悔しい失点で3連敗となった。ピッチ外ではサポーターによるガイドライン違反が騒がれる中、ホームで連敗を止められるか。

一方、10位の広島(勝ち点7)は、前節は対戦相手の名古屋グランパスで新型コロナウイルス感染が確認され、試合当日に急遽延期が決定。前回の試合から1週間以上空いた中、負傷離脱していた柏や新加入のエゼキエウがベンチ入りを果たした。

序盤は広島が立て続けにセットプレーのチャンスを得る展開に。右CKの場面ではキッカーの森島がサインプレーでファーにボールを送るが、ここはGK南に読まれていた。直後にはボックス左外でFKを獲得。森島はクロスを選択するも誰も合わせることができなかった。

攻勢を続ける広島は9分、右サイドからの横パスを川辺がダイレクトでセンタリング。ここに東が走り込んだが、上手く合わせられずGKの正面に。さらに15分には、右ウイングバックの茶島が川辺とのワンツーでボックスへ侵入。茶島のシュート、さらには東もシュートを放ったが、どちらもブロックに捕まってしまった。

18分には右CKからビッグチャンスを迎えた広島。ニアで荒木がフリックしたところを東が頭で合わせたが大きく枠を外してしまう。それでも22分、その東からのスルーパスに抜け出した森島がボックス左で佐藤との競り合いを制しゴールイン。アウェイチームが先制した。

その後、前半半ばにドウグラス・ヴィエイラが相手との接触で足を痛めたシーンでしばらく中断。無事にピッチに戻った同選手は37分、ボックス左で青山のクロスを胸トラップし冷静にゴールに流し込んだ。

2点のビハインドを受けて、横浜FCは後半から一度に3枚替えに打って出る。田代、佐藤、皆川を下げて、星キョーワン、瀬古、一美を投入し点を奪いに行く。

しかし広島は強かに、前がかりになる横浜FCに対し東がロングシュートでGKを強襲。南は完全に見送っていたが、シュートはクロスバーを叩いてゴールならず。意表を突いたプレーで相手を牽制する。

そんな中、51分に前半から痛みを抱えていたドウグラス・ヴィエイラが続行不可能に。代わりに永井が投入された。広島はさらに60分に柏が登場。第2節以来、初めてピッチに立った。

やや膠着してきた中、飲水タイムを挟んだ74分に両チームが動く。横浜FCは松浦を下げてレアンドロ・ドミンゲスを、広島は森島と茶島を下げてエゼキエウとハイネルを投入。エゼキエウは広島デビューとなった。

横浜FCはレアンドロ・ドミンゲスを中心に攻勢を強めるが、83分のシュートはわずかに右に外れてしまう。エゼキエウにもチャンスが訪れたがシュートまで持ち込めず。

結局、試合は0-2で広島が勝利。5試合ぶりの白星となった。一方の横浜FCはこれで4連敗となった。

横浜FC 0-2 サンフレッチェ広島

【広島】

森島司(前22)

ドウグラス・ヴィエイラ(前37)