エバートンはレアル・マドリーからセビージャへレンタル中のスペイン人DFセルヒオ・レギロン(23)の獲得に向け、好位置に付けているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。 エバートンは、長年左サイドバックのポジションを支えてきた元イ…
エバートンはレアル・マドリーからセビージャへレンタル中のスペイン人DFセルヒオ・レギロン(23)の獲得に向け、好位置に付けているようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
エバートンは、長年左サイドバックのポジションを支えてきた元イングランド代表DFレイトン・ベインズが今シーズン限りで現役を引退。さらに、現在レギュラーを務めるフランス代表DFリュカ・ディーニュに関しても、プレミアリーグのライバルを中心に移籍の噂が取り沙汰されており、左サイドバックのポジションの補強は急務となっている。
そういった中、カルロ・アンチェロッティ監督はかつて指揮した古巣マドリーから若手DFの獲得を目指しているようだ。
マドリー下部組織出身のレギロンは、昨シーズンにサンティアゴ・ソラーリ前監督の下でトップチームの主力に定着。一時はブラジル代表DFマルセロからポジションを奪うまでの勢いを見せたが、ジネディーヌ・ジダン監督の再任によってトーンダウン。
今シーズンはリヨンからフランス代表DFフェルラン・メンディが加入した影響により、セビージャへ武者修行に出ることに。そして、マドリー時代にも指導を受けたフレン・ロペテギ監督の下、左サイドバックと左ウイングバックの主力として今季のラ・リーガ31試合に出場し、2ゴール4アシストの数字を残した。
そのレギロンは来シーズンもセビージャ残留を希望していると見られているが、セビージャサイドに完全移籍で買い取る金銭的な余裕はないようで、現時点ではマドリー復帰が濃厚となっている。ただ、マドリーはマルセロとメンディを来季も左サイドバックの主力と考えており、レギロンが割って入る余裕はない。
さらに、新型コロナウイルスの影響が財政面に影響を及ぼしていることもあり、資金調達を目指すクラブはレギロンを換金対象の一人とみなしているようだ。
なお、エバートンはレギロンの獲得に向けて1800万ポンド(約25億円)という好条件のオファーを掲示しており、国内外の幾つかのクラブの関心を集める同選手の獲得レースをリードしているという。