8月1日にアーセナルとのFAカップ決勝を控えるチェルシーのフランク・ランパード監督が初タイトルへの意気込みを語った。 昨夏に指揮官としてチェルシー凱旋を果たしたランパード監督は、補強禁止という大きなハンディキャップの下、アカデミーの若手を積…
8月1日にアーセナルとのFAカップ決勝を控えるチェルシーのフランク・ランパード監督が初タイトルへの意気込みを語った。
昨夏に指揮官としてチェルシー凱旋を果たしたランパード監督は、補強禁止という大きなハンディキャップの下、アカデミーの若手を積極採用する方針でプレミアリーグ4位という結果を残した。
多くの若手が台頭した中で来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得は成功のシーズンと言っても過言ではない成果だが、ランパード監督は「何も成し遂げていない」とFAカップ優勝の重要性を強調。現役時代に4度制覇した経験をもとに、決勝戦に臨むための心得を伝えた。イギリス『BBC』が伝えている。
「先週、プレミアリーグを4位で終えたことで、我々がクラブやチームとして何かを成し遂げたと思い込んでしまわないか心配だ」
「確かにそれには満足しているが、シーズンはまだ終わっていない。この試合がアーセナルにとって何を意味するのかは我々にとって関係ない。勝ちに行くだけだ」
「指揮官としては間もないが、この試合は何年もプレーしてきたからどんな気持ちで臨めばいいかは心得ている。自らにプレッシャーを与え、極限状態に追い込まなければならない。リラックスし過ぎるのはダメなんだ。それが敗北につながってしまうからね」
「監督として負けるのは、責任感という意味で現役の時よりも辛い。だが、勝った時はその分喜びも一入だろう」
ランパード監督にとっても昨年12月に就任したアーセナルのミケル・アルテタ監督にとっても勝てば初タイトルとなる決勝戦。現役時代にも凌ぎを削った両雄の指揮官対決は、どちらに軍配が上がるのだろうか。