パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、苦しんだ末のクープ・ドゥ・ラ・リーグ制覇に大きな価値を見いだしているようだ。クラブ公式サイトが試合後コメントを伝えている。 PSGは7月31日にスタッド・ドゥ…
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、苦しんだ末のクープ・ドゥ・ラ・リーグ制覇に大きな価値を見いだしているようだ。クラブ公式サイトが試合後コメントを伝えている。
PSGは7月31日にスタッド・ドゥ・フランスで行われたクープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝でリヨンと対戦。
一進一退の攻防となった試合は互いに決め手を欠き、120分間で決着は付かず。迎えたPK戦でも互いに5人目まで全員が成功した中、先攻のリヨンの6人目のFWベルトラン・トラオレのシュートをGKケイロル・ナバスが見事な反応でストップ。そして、直後にPSG6人目のMFパブロ・サラビアが冷静に決め、PK戦を6-5で制したPSGが、先週のクープ・ドゥ・フランスに続きカップファイナルを制し、シーズン開幕前に行われたトロフェ・デ・シャンピオン含む国内4冠を達成した。
同試合後、ヴェッラッティはリヨン戦を回想。苦戦を認めながらも、自分たちが勝利に値したと、チーム一丸となって掴んだタイトルを素直に喜んでいる。
「本当に厳しい試合だった。多くの部分で苦しんだけど、それがこの勝利をより味わい深いものにしてくれていると思うよ。たまにはPK戦での勝利も悪くないね」
「僕らは本当にチームとして戦い、全員で苦しさを共有していた。だからこそ、この勝利に値したと思っているよ。もうひとつのトロフィーを勝ち取ることができて本当に嬉しいよ」
さらに、チームを勝利に導く殊勲のPKを成功させたサラビアは、値千金のPKストップを見せたコスタリカ代表の守護神を称賛している。
「偉大なゴールキーパーを持つことは勝利のために常に重要なことなんだ。ケイロル(・ナバス)は今日そのことを証明してくれたね」
「本当に厳しい試合だったけど、結果的に今季4つ目のタイトルを獲得することができた。チャンピオンズリーグを前にこの勝利は良いリズムをもたらすという上で重要だった。僕らにはもう一つのトロフィーを掲げるチャンスが残されている」
一方、MFアンデル・エレーラは最後まで好勝負を演じた対戦相手リヨンへの敬意を口にしている。
「リヨンは本当に強いチームなんだ。5人のディフェンダーで守り、ユベントス相手にもゴールを割らせなかった。今日の試合でも彼らを相手にゴールを奪うことが難しいということを示す結果になったね。戦前から彼らの強さをわかっていただけに、この勝利は格別さ」
「ピッチ上では両チームが本気でタイトルを勝ち取ろうとする、まさにカップ戦の決勝を戦っている感覚が強くあったよ。そういった緊張感は僕らにとって重要なものなんだ。個人的にはパリに来たときから、チャンピオンズリーグの前に国内タイトルの獲得が重要だと考えていたんだ。そして、4つのタイトルを勝ち取ることができた。そして、これからはチャンピオンズリーグに向けて良い準備をしていきたい」
PSGはヨーロッパでの悲願のタイトル獲得に向け、12日にチャンピオンズリーグ準々決勝でアタランタと対戦する。