物事を偶然に任せておいて、チャンピオンになれるものではない。ラファエル・ナダル(スペイン)はそのことをよくわかっているから、試合中でも特別なルーティンを守る。それをゲン担ぎという人もいれば、お…

物事を偶然に任せておいて、チャンピオンになれるものではない。ラファエル・ナダル(スペイン)はそのことをよくわかっているから、試合中でも特別なルーティンを守る。それをゲン担ぎという人もいれば、おかしな拘りという人もいるが、なんと呼ぼうが関係ない。【動画】フェデラーがナダルのサーブ前のルーティーンをモノマネ!

ナダルは試合中に水のボトルもタオルも決まったところに置かなければならないし、サーブの前には髪を直し、パンツを引っ張り、鼻をいじる。そんなナダルが、ライブセッションで様々な“ルーティン”についてファンの質問に答えた。Tennis World USAが伝えている。

「食事についてもルーティンがある。食べ物で危険を冒したくはないからね。試合の前に食べるのはパスタ、ライス、魚。水分補給もかねてエネルギードリンクも飲む。でも試合の後はもっとリラックスして、食べたいものを食べて飲みたいものを飲むよ」

「パンデミック中のルーティンは、アカデミーから届いたジムのマシンで行った。チームのトレーナーがトレーニングの指示を送ってくれて、それに従っていたよ。状況を受け入れて、その中でやれることをやるしかないからね」

トレーニング以外の活動については、「ほぼ毎日料理をしたよ。あとは本を読んだり、ドキュメンタリーを見たり、何かを学んだりした」と回答。また、ナダルはライブストリーミングでトレーニングセッションも行った。

そしてこのセッション中にキアモーターズがナダルとのスポンサー契約を5年間延長することを発表。キア社がナダルと最初に契約したのは2004年のことで、その2年後、まだわずか19歳の時にナダルはキア社のグローバル・ブランドアンバサダーとなった。つまり今回の契約更新で、同社とナダルの契約関係は20年を超えることとなる。

ナダルは「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)決勝の直後に開催予定の「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/9月13日~20日/クレーコート)への出場を既に明言している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP500 アカプルコ」でのナダル

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)