ダスティン・ブラウン、飛ぶ鳥のごときダイビングボレーを披露

ダスティン・ブラウン（ドイツ）がテニスコートに立ったら、予想もしないようなショットを見ることができる。先週末から始まった「アルティメット・テニス・ショーダウン2」で、ブラウンはコランタン・ムーテ（フランス）と対戦。そこで見せたスーパーショットについて米テニスメディアBaselineが報じた。【実際の動画】ブラウンのハードコートでの強烈なダイビングボレー！【動画】ナダルに完全勝利する事で世界に衝撃を与えたブラウン

二人は4クオーターを戦って2-2となり、試合は「サドンデス」の第5クオーターへ（先に連続して2ポイントとった選手が勝利）。マッチポイントを握ったブラウンは、文字通り身体を投げ出して勝利をつかんだ。

最後のポイントで、ブラウンは深いストロークでムーテをベースラインに釘付けにしたが、左打ちのムーテはブラウンの右を抜く狙いのパッシングショットを放った。それはブラウンが思い切りダイブしてようやく届く厳しいショットだったが、ブラウンは見事にダイビングボレーを決めた。

表面の柔らかい芝コートならまだしも、ハードコート上で思い切ったダイブを見せたことを聞かれたブラウンは「とにかく心を決めてやるしかなかった。サドンデスだから、1ポイントが本当に重要なんだ。だから“ダイブするしかない。決まろうが、決まらなかろうが”と思った」と答えた。

ブラウンは先日マッテオ・ベレッティーニ（イタリア）が優勝した大会にも出場していたが、「前回大会から合わせても一番良い試合ができた」と語る。これでグループB は、ブラウン、ムーテ、フェルナンド・ベルダスコ（スペイン）、ブノワ・ペール（フランス）の4人が全員グループリーグで1勝1敗となった。

もう一方のグループAではリシャール・ガスケ（フランス）とフェリシアーノ・ロペス（スペイン）が2勝0敗、アレクセイ・ポプリン（オーストラリア）とコロナから復帰のグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）が0勝2敗となっている。

（テニスデイリー編集部）

※写真は2020年エキシビション大会でのブラウン

((Photo by Thomas Frey/picture alliance via Getty Images)