「明日へのエールプロジェクト」の一環で、学生とアスリートが今とこれからを一緒に語り合う「オンラインエール授業」。第16回の講師は高校卒業までの5年間はドイツに留学し、高校3年時のインターハイでは、団体戦、シングルス、ダブルスで3冠、2019年までに全日本選手権最多10回の優勝を果たし、数々の世界大会で輝かしい成績を残す水谷隼選手。全国高校卓球部の現役部員や顧問の教員など約50名が集まり、今のリアルな悩みや質問に答えた。

トップクラスの選手は「覚悟」が違う

まずは水谷選手が登場すると、参加の生徒が笑顔に。「最近練習どう?」との水谷選手の問いかけに「部活動はできているが限られている、放課後の自主練習はできていない」と答えた高校生に対し、「僕自身も何とか練習したかったんですけど、約1か月ラケットを持てなかった」と返答し、今の状況に共感していた。

次に、水谷選手の高校時代ことについての話題に。「中高大の学生が同じ練習場で練習するような、スポーツが盛んな学校だった。1日7〜8時間は練習していた」と高校時代を振り返りつつ、「小さい頃から卓球で金メダルを獲ることが夢で、高校の目標はインターハイで優勝することでした。3冠を獲れたのも、誰よりも練習していたから自信があった。26年間の卓球生活で最もハードだったけど、一番充実していて、この3年間が一番満足している」と語った。

高校生からの質問コーナーでは技術面についての質問に。「試合前の水谷選手のルーティンは?」という質問には、「これといって絶対やるというものないが、2時間前に会場に入ること」とコメント。「30分はウォームアップ、その後1時間練習して本番に臨んでいる」としながらも、「ルーティンは考えすぎなくていいかな。負けたりすると引きずったりするので。その時の感覚で決めすぎないようにしている」と柔軟な対応をしていることを話した。

「世界や日本のトップクラスの選手は他の選手とどう違うか」という質問には、「一番大事なのは『覚悟』だと思う」と一言。「中2でドイツに留学したけど、他の人は普通やらない。そこが覚悟の違いかもしれない」と自身を分析しながらも、「当時はドイツが強かった。ドイツに行けばその指導を直接受けられると思った。留学した瞬間から卓球に命を掛けると決めた」と強く語った。

まずは水谷選手が登場すると、参加の生徒が笑顔に。「最近練習どう?」との水谷選手の問いかけに「部活動はできているが限られている、放課後の自主練習はできていない」と答えた高校生に対し、「僕自身も何とか練習したかったんですけど、約1か月ラケットを持てなかった」と返答し、今の状況に共感していた。

次に、水谷選手の高校時代ことについての話題に。「中高大の学生が同じ練習場で練習するような、スポーツが盛んな学校だった。1日7〜8時間は練習していた」と高校時代を振り返りつつ、「小さい頃から卓球で金メダルを獲ることが夢で、高校の目標はインターハイで優勝することでした。3冠を獲れたのも、誰よりも練習していたから自信があった。26年間の卓球生活で最もハードだったけど、一番充実していて、この3年間が一番満足している」と語った。

高校生からの質問コーナーでは技術面についての質問に。「試合前の水谷選手のルーティンは?」という質問には、「これといって絶対やるというものないが、2時間前に会場に入ること」とコメント。「30分はウォームアップ、その後1時間練習して本番に臨んでいる」としながらも、「ルーティンは考えすぎなくていいかな。負けたりすると引きずったりするので。その時の感覚で決めすぎないようにしている」と柔軟な対応をしていることを話した。

「世界や日本のトップクラスの選手は他の選手とどう違うか」という質問には、「一番大事なのは『覚悟』だと思う」と一言。「中2でドイツに留学したけど、他の人は普通やらない。そこが覚悟の違いかもしれない」と自身を分析しながらも、「当時はドイツが強かった。ドイツに行けばその指導を直接受けられると思った。留学した瞬間から卓球に命を掛けると決めた」と強く語った。

勝つことも大事だけど卓球を好きでいることが大事

後半はメンタルな悩みや将来についての質問など、突っ込んだ内容に。

「この状況で大切な大会がなくなった。(気持ちなど)どのようにして解決していけばいいですか?」というやや抽象的な質問にも、「自分も(五輪が)延期しているので気持ちがよくわかる」とまずは共感。「でも、みなさん卓球が好きでやっていると思う。卓球はこれからも試合がたくさんあるので、これから試合があるものと思ってそれに向けてやっていくということ。勝つことも大事だけど、好きな卓球を続けていくということも大事」と優しい口調でまとめた。

「卓球で挫折したことはありますか?その乗り越え方は?」という質問には、「大きくは3回ぐらい挫折の経験があった」とコメント。「その一つが高1の時、ドイツで疲労骨折して全治1か月半と言われて頭が真っ白になった。治療しながら練習する中で、ケガをしたことによって普段の練習や生活がどれだけありがたいかわかった」と発見があったことも伝えた。

高校3年生の「自分のやりたいことが全然見つからない。焦っている」という進路の悩みには、「今ここにいるということは卓球が好きなんだと思う」と伝えながら、「人生のうちで大事な決断をするときにはたくさん考えて悩めばいいと思う。いろんな場所に出向き、人と出会うことによってやるべきことがわかってくる。焦らずいろんな経験をすればいいんじゃないかと思う」とアドバイスした。

最後に「明日へのエール」として、「短い時間でしたが、お疲れさまでした。本当に高校生が人生で一番楽しかった。まだ高校生活が続く人も、卒業・就職する人もいると思いますが、これまでやってきたことをしっかり活かしてみなさん頑張ってください」と柔和な口調で語った水谷選手。全員で、スイングする姿を決めカットとして記念撮影をし、拍手と笑みがこぼれる中1時間の配信が終了した。

授業後の「アフターセッション」でみんなの本音を語り合う

水谷選手とのオンラインエール授業後に、高校生と先生たちだけの「アフターセッション」を開催。授業でのエールを受けて、今のリアルな想いを自由に語り合った。

まずは授業の様子を聞いていた教員の感想がいくつか聞かれた。「非常にいい経験だったのではないかと思う。水谷選手と話せたことも、マイナス的な考え方ではなくて、この状況だったからこそこのような機会を与えていただけたということを今後に活かしていってほしい」と語る教員や、この状況下での生徒との接し方について「距離感というかどう接したらいいかと最初は戸惑っていた。いろいろな人の話を聞いていて、かわいそうだけでは済まさないようにと思って接している」と、本音を話す教員の声も聞かれた。

また、水谷選手の言葉を受けて、「勝つことだけがすべてじゃない。卓球を楽しくやるということが大事で、まさに今、本当に卓球の楽しさを感じているんじゃないか。試合ができないことは残念ですけど、卓球ができることは本当に素晴らしいことだと思う」と語る教員もいた。

水谷選手のファンだったという生徒の声も聞かれ、「卓球に対する情熱や信念が、自分が思っている以上にあって、自分はまだまだだなあと思った。ますます水谷さんのことが尊敬できた」と、あらためてその出会いに影響を受けた姿が印象的だった。

今後もさまざまな競技によって配信される「オンラインエール授業」。

全国の同世代の仲間と想いを共有しながら、今のやるせなさ、不安感を少しでも前向きにしていけるエールを送り続ける。

水谷選手とのオンラインエール授業後に、高校生と先生たちだけの「アフターセッション」を開催。授業でのエールを受けて、今のリアルな想いを自由に語り合った。

まずは授業の様子を聞いていた教員の感想がいくつか聞かれた。「非常にいい経験だったのではないかと思う。水谷選手と話せたことも、マイナス的な考え方ではなくて、この状況だったからこそこのような機会を与えていただけたということを今後に活かしていってほしい」と語る教員や、この状況下での生徒との接し方について「距離感というかどう接したらいいかと最初は戸惑っていた。いろいろな人の話を聞いていて、かわいそうだけでは済まさないようにと思って接している」と、本音を話す教員の声も聞かれた。

また、水谷選手の言葉を受けて、「勝つことだけがすべてじゃない。卓球を楽しくやるということが大事で、まさに今、本当に卓球の楽しさを感じているんじゃないか。試合ができないことは残念ですけど、卓球ができることは本当に素晴らしいことだと思う」と語る教員もいた。

水谷選手のファンだったという生徒の声も聞かれ、「卓球に対する情熱や信念が、自分が思っている以上にあって、自分はまだまだだなあと思った。ますます水谷さんのことが尊敬できた」と、あらためてその出会いに影響を受けた姿が印象的だった。

今後もさまざまな競技によって配信される「オンラインエール授業」。

全国の同世代の仲間と想いを共有しながら、今のやるせなさ、不安感を少しでも前向きにしていけるエールを送り続ける。