1991年にプロに転向し、男子ダブルスで通算54個のタイトルを獲得しているリーンダー・パエス(インド)は、とても人気のあるテニス選手だ。47歳で現役のパエスは、グランドスラムの男子ダブルスと混合ダブルスで合計18回優勝を遂げている。そんなパ…

1991年にプロに転向し、男子ダブルスで通算54個のタイトルを獲得しているリーンダー・パエス(インド)は、とても人気のあるテニス選手だ。47歳で現役のパエスは、グランドスラムの男子ダブルスと混合ダブルスで合計18回優勝を遂げている。そんなパエスが、自らのキャリアや元世界王者ロジャー・フェデラー(スイス)について語った。Tennis World USAが伝えている。【動画】絶好調フェデラーの「神モード」

2012年「全豪オープン」を制したパエスは、男子ダブルスでキャリアグランドスラムを達成。さらに2016年にはマルチナ・ヒンギス(スイス)と組んで「全仏オープン」で優勝し、混合ダブルスでも四大大会をすべて制覇した。

それらダブルスでの輝かしい功績に隠れてしまっているが、実はパエスはシングルスでもトップ100に入る好成績を残しており、1998年「ATP250 ニューポート」で優勝している。パエスはその試合を次のように振り返った。

「僕のキャリアでの素晴らしかった瞬間のベスト5に入るよ。オリンピックでのメダルと、グランドスラムでの優勝の次ぐらい、あの大会は特別なんだ。ニューポートにあるテニスの殿堂に、僕が優勝した時に使っていたラケットも収蔵されている。いつか子供や、孫ができたら孫たちを連れてきて見せたいよ」

「確かに僕が最高の結果を残してきたのはダブルスだけど、シングルスで良い結果を出すのもすごく嬉しいことなんだ。ニューポートでの優勝は、努力と自信を持って臨めば、自分がやってきたことが素晴らしい結果に結びつくことを教えてくれた」

「ニューポートで優勝したのは1998年のことだったけど、それ以前にも芝の大会でパット・キャッシュ(オーストラリア)に勝ったり、1996年のオリンピックで銅メダルを獲得したりしている。他にもシングルスでピート・サンプラス(アメリカ)やフェデラーに勝ったこともあるんだ」

「彼らは僕がキャリアで出会った難敵だった。フェデラーに勝ったのは確かに彼がまだとても若い頃だったけど(2000年「ATP1000 インディアンウェルズ」予選)、彼はその頃から偉大なところへ向かっていたよ。あれから20年経ったなんて信じられない」

(テニスデイリー編集部)

※写真はフェデラー(左)とパエス(右)

(Getty Images)