近年、人気の高まっているスポーツのひとつとして、ビーチテニスがある。約40年前にイタリアで生まれ、2008年から国際テニス連盟(ITF)の正式採用競技となり、テニスのATPツアーの様に国際ツアーも開催されている。2017年のビーチテニス全日…
近年、人気の高まっているスポーツのひとつとして、ビーチテニスがある。約40年前にイタリアで生まれ、2008年から国際テニス連盟(ITF)の正式採用競技となり、テニスのATPツアーの様に国際ツアーも開催されている。
2017年のビーチテニス全日本選手権での初優勝を機にプロに転向し、日本ランキング1位、世界ランク50位(2020年6月22日時点)、現在日本人で唯一世界ツアーを主戦場として挑戦を続けるプロビーチテニスプレイヤー・郷田哲選手(ユニカ食品)に、競技の魅力と自身の転機、人生を切り拓くための「情熱」「夢」を聞いた。
——最近、日本でも競技人口が増えているビーチテニスですが、まだまだ知らない人も多いと思います。どのような競技なのでしょうか?
郷田哲氏(以下敬称略) イタリアで生まれた最高なビーチスポーツです!夏に海辺で家族や友達と楽しむスポーツとして、フランス、スペイン、ロシア、ブラジル、カリブ海の島国等様々な地域に広がって行き、今では世界中のビーチで老若男女に楽しまれています。ビーチテニスではパドルと呼ばれるカーボン製のラケットとテニスのステージ2ボールを使って、ボールをノーバウンドで撃ち合ってポイントを競います。コートはビーチバレーと同じく、8メートル×8メートルを2つ合わせた広さで、ネットの高さは男子が180センチ、女子が170センチです。昨年カタールで開催されたANOC WORLD BEACH GAMESではオリンピック傘下の大会で初めてビーチテニスが公式種目として採用されましたし、国際テニス連盟と世界中の選手達が力を合わせて競技のメジャー化を目指しています。
——ビーチテニスの魅力、面白さ、という部分はどのようなところですか?
郷田 僕として一番の魅力はビーチでプレー出来るという事です!もともと大の海好きではありましたが、東京では年に数回夏にビーチへ行く程度でした。それがビーチテニスを始めてから毎週土日は練習のために鵠沼海岸に行くようになり、今となっては海外ツアーに出ている期間はほぼ毎日、試合か練習でビーチに行っています。普通に考えたらありえないですよね。
大会の会場では、テニスと違って試合中もDJが音楽をかけてMCがライブ実況をしていたり、観客も声を出して応援をして良いので、かなりエキサイティングな環境でプレーを楽しむ事ができます。海とラケットスポーツが好きな人には必ず一度はトライしてもらいたいです。
競技的な事で言うと、基本的なショットは割と簡単にマスター出来るので始めやすいと思いますが、プロレベルになるともちろん技術的にも戦術的にもかなり奥が深いスポーツです。週末に趣味としてビーチテニスをプレーする愛好家の方々から、世界ツアーで選手として活躍する人達まで、老若男女問わず様々なレベルで楽しめる最高のビーチスポーツです。世界各地での普及もありここ数年でトッププロの選手層はかなり厚くなってきていますし、今後ツアーのプロ化が進むに連れてプレイヤーとしてのキャリアを目指している人達にとっては多くの可能性を秘めているスポーツだと思います。
※2019 Trofeo Lorenzo Morini決勝戦 映像
——郷田選手はテニスからビーチテニスに転向したということですが、どのような経緯があったのですか?
郷田 中学から本格的にテニスに取り組むようになり、大学ではアメリカに留学をして学生アスリートとして活動し、プロを目指していた時期もあったものの、ひざの大怪我を経験してからはテニスプレイヤーとしての道は諦めた形になりました。大学を卒業した後そのままアメリカで就職し、2011年に帰国、ビーチテニスを初めてプレーしたのは2013年です。テニスは大好きでずっと続けてはいたので見に行くこともあり、2013年10月にテニスのATP楽天ジャパンオープンの 錦織(圭)選手の試合を観に有明コロシアムへ行きました。その帰り際、ビーチテニスの楽天ジャパンオープンも同時開催されていたのを見かけました。それまでも海でビーチテニスをしている人たちを見かけたことがあったものの、試合を観たのはこの時が初めてでした。翌日も会場に行ったんですが、ビーチテニスがちょうど試合時間外でたまたまコートが空いていたので寄ってみたら、日本ビーチテニス連盟の山田会長に出会い、ラケットとボールを渡され10分ほどプレーさせてもらいました! プレーしたのは、それが最初ですね。
——たまたまなんですね!?テニスと似ている部分も多いビーチテニスですけど、最初に見た時の印象は?
郷田 第一印象は「なんだ、これ?」でしたね(苦笑)。正直、テニスをしている者からするとちょっと異端のものというか、「不思議なスポーツが存在するもんだな」と思いました。ただ、イメージとしてこれなら自分も出来るなって言うのはあったので、実際にやってみたらテニスと似たフィーリングを体感して「なるほど」って感覚になりました。
これも不思議な話なんですが、偶然にも当時僕のトレーニングを見てもらっていたフィジカルトレーナーにビーチテニスの話をしてみたら、その人もビーチテニスをしていたんですよ。その流れで翌週末お台場海浜公園での体験会に誘ってもらい、当時日本代表クラスの岩坂英樹選手に直接ご指導頂き、1時間ほど基礎練習から試合まで一通り体験しました。そこでもう大好きになりましたね。
テニス選手としては完全に諦めていたんですが、この日にもう一度違った形で選手としての道を進むチャンスを与えられたような気づきというか、ひらめきが明確にありました。
——いくつかの偶然が重なってビーチテニスと出会って、選手を目指す様になったんですね。
郷田 初めて体験会に参加した際にご指導頂いた岩坂選手に「ちゃんと練習したら良いところまで行ける素質あるよ」というお言葉を頂き、それが後押しとなって真面目に取り組んでみる事になりました。テニスの経験があったのでサーブ、ボレー、スマッシュ等のショットやゲーム感覚はそれなりに自信があったのですが、似ている様で実際全くの別競技です。初めて出場した草大会では一回戦でボコボコにヤラレました。その経験が精神的はにかなり悔しくて「チクショウ!!」って頭に来たんですよね(苦笑)。初めのうちにそういう気持ちになったのは大きかったかも知れませんね。
——なるほど(笑)。でもその「チクショウ」から始まって、2017年には日本一のタイトルをかけた全日本選手権で見事、初優勝を飾りました。そしてプロに転向する。ここが一つ、選手としての大きなターニングポイントだったと思いますが?
郷田 そうですね。全日本選手権には2014年から出場していたんですが、2017年に鶴岡大督選手とチームを組んで優勝する事が出来ました。決勝戦の相手は第1回大会から4連覇中の山本(直晃)・相澤(幸太郎)日本代表ペア。ビーチテニスを始めた時から目標にしていた相手に勝てたことは自分の中で特別なベンチマークとなりました。ただ、当時その翌月から新しい会社で働くことも決まっていて、仕事と同時進行でビーチテニス選手を続けるのが難しくなることを認識していたし、自分の中では選手としてのキャリア目標であったこの全日本選手権優勝を区切りに引退する事を考えていました。
ところが、優勝した翌日の選手パーティーで、決勝で対戦した山本選手から「来年のワールドチームチャンピオンシップ(ビーチテニスのW杯)で日本代表として一緒に組んでほしい」と言われて…。
——引退を決めていたのに、それを公表する前に新たなチャンスが来た、と…。
郷田 はい(苦笑)。頭が真っ白になりましたよ(苦笑)。ありがたい話ではあったんですがもう転職する事は決まっていましたし、「どうしようか」と…。当時31歳で、アスリートとしては決して若くはないし、転職先ではビジネスキャリアにおいても大きなチャンスがあったのですごく悩みました。
最終的には、翌年のワールドチームチャンピオンシップという世界的な舞台で日本代表選手としてしっかりと世界を相手に戦えるよう、やるからには「全てを賭けて挑戦してみよう」と決断し、会社を退職し、選手として世界ツアーというネクストレベルの戦場で挑戦する覚悟を決めました。
急に退職という形でご迷惑をおかけする事になってしまいましたが、当時の選択肢を理解して下さった会社の社長には大変感謝しています。
——ビジネスマンとしてのキャリアを取るか 、プロ選手として「挑戦」するか。究極の選択だったと思いますが。
郷田 僕自身、頭の中ではこの挑戦に対する様々なキャリアリスクを理解していたものの、心の中では「勝負に出ろ!」と叫ぶ声があって、、、、、人生一度きり、ここまで情熱を持って打ち込んできたものに対してこのタイミングで挑戦しないと一生後悔すると思ったので、そのような決断を下しました。
年齢的にアスリートとして自分に残された時間が有限であることにも気付きましたし。やはり本場イタリアやブラジルでは毎日ビーチテニスができるハイレベルな環境でトレーニングを積んでいるトップ選手達が存在する事を知っている以上、そのレベルを目指すためには自分からその環境に飛び込む以外の方法は無いという結論に達しました。
——プロに転向して、実際に生じた変化としては、どういうことがありますか?
郷田 海外でのトップレベルの国際大会に多く出場できるようになったことで、 試合での経験値が格段に上がりました。さまざまな国で、異なるスタイルを持つトップ選手達と対戦する中で気づき、学んだ事であったり、試合をこなして行く中で分かった自分のゲームに対する課題等は多々あります。また、常にプレッシャーや緊張感が存在し、上手い選手達がたくさんいる環境で戦い続ける事で精神的にも感情的にも大分鍛えられたと思います。自分にかけているプレッシャーもありますし、レベルアップするために近道は無いと思っているので、ハングリー精神を忘れずにハードワークを続けています。
あとは人間運が良いんですかね。フィジカルトレーナー、コーチ、世界各国にいるビーチテニスの仲間達、チームメイト、スポンサー・パートナー企業様、日本や世界中からいつも応援して下さっている方々、そして僕の家族、等々たくさんの人達にサポートして頂いています。一人ではどうしても大きな目標を達成することができませんので、本当に良い人達に恵まれて、自分の信頼できるチームが出来たことは大きな変化となりました。
——海外では主にイタリアを拠点にされていますが、競技環境もかなり変わったんですか?
郷田 そうですね、そのためにイタリアを選んでいるので、練習環境は全然違います。私が夏のあいだベースとしているイタリアの東海岸、エミリア・ロマーニャ州のラヴェンナはビーチテニス発祥の地でもあります。ここでは1年中ビーチには海の家と似たようなレストランやビーチバーが並んでいて、その前にビーチテニスのコートが各施設に対して5〜10面設営してあり、それがもう何十キロと海岸沿いに存在します。コートの面数は数えきれないほどあって、初めて現地に行ったときは衝撃を受けました。このような地域ではビーチテニスがサッカーと同じように文化として根付いているため、子供から大人まで老若男女がプレーしていて、地元のオジさんプレイヤーとかがメチャクチャ強かったりするんです。ビーチテニスボールの自販機も存在しますし、ビーチテニス用品の専門店やビーチテニススクール等もあるので、日本よりもはるかに普及し進んでいます。
また、東京にいる際は湘南の鵠沼海岸へ練習しに行くのに電車で片道1時間半以上かけて通っていますが、ベースとしているラヴェンナ及びローマ(オスティア)では車や自転車で20-30分以内でビーチへアクセス出来る場所を選んで住んでいるので、移動時間を大幅に削減できています。さらに、出場できる大会数も断然違います。日本では春〜夏にかけて全国で年間30大会ほど開催されていますが、イタリアでは平日開催のトーナメントを含め年間1000大会以上存在します!
選手人口は他国に比べると圧倒的に多いですし、現地で親しくなった選手たちとのネットワークを駆使して強い練習相手とのトレーニングができて、コーチや室内コートといったインフラ等のプラスαの要素も整っているので、イタリアの練習環境は本当に素晴らしいです。
——今年は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し、特にイタリアなどヨーロッパでは深刻な状況でしたが、現在はどのような日々を過ごしているのでしょうか?
郷田 3月に開催予定であったインド洋に浮かぶレユニオン島でトップカテゴリーの大会に出場するため現地入りしましたが、到着した翌日にコロナウイルスの影響で国際大会が8月まで全て中止になるとの発表を受けました。さらに、ここはフランス領土であるためフランスの政府命令によって厳しいロックダウンが始まり、空港がシャットダウンし予約していたフライトも3度航空会社にキャンセルされてしまい、身動きが取れるまで現在もレユニオン島にとどまっている状況です。
宿においては幸いにも地元選手の友人宅に泊まらせてもらえました。外出禁止制限のかかったロックダウン期間中は自宅でフィジカルトレーニングに励み、1日1時間だけ家から1キロ以内の場所で政府からの許可証を記入した上で認められている運動の時間を使って、その友人と公園でネットを張ってラケットを使った練習を毎日続けていました。今回は非常に厳しい状況の中でも一緒にトレーニングができる相手がいたことは良かったです。
また、現地の食材を使って毎日自炊をしているので料理の腕は大分上がりました(笑)。
5月半ばからロックダウンが少しずつ解除されてきて、ビーチでの練習も可能になったのでITF国際ツアー再開のタイミングと国際移動制限の緩和を待ちながら、シーズン開幕に向けてコンディションを上げていっています。
——その中で新たにオンラインサロンをオープンする予定と伺っています。これまで以上に多くの方に、いろいろな情報を発信できると思いますが、どのようなことをやっていきたいですか?
郷田 自分の経験上、日本で選手として高い意識を持ってビーチテニスに取り組む上で一番困っていた事は、求めているビーチテニス関連の情報や答えが中々見つからなかったり、そういったリソースへのアクセスが限られていた事でした。例えば選手として上達したくても、専門知識を持ったコーチがいなかったり、参考になる人と練習する機会が中々無かったり、正しい情報が無ければそもそもどうすれば良いのか分かりませんよね。
世界ツアーの大会に出場するためには、まず国内のITF国際大会で結果を残して世界ランクを獲得する必要もありますし、目標達成のために乗り越えなければならない様々なハードルや国際大会の構造を理解することも大切です。
僕は365日ビーチテニスと関わっているので、日本にいる全てのビーチテニス関係者へのリソースとなるような情報をどんどん発信して行ければと思います。
オンラインサロンでは動画レッスンや試合映像等、ユーザーのレベルアップにつながる情報を共有したり、国際ツアーで訪れた世界中のビーチやそこで出会った人たちを紹介したり、ビーチテニスの楽しさを多くの人に伝えたいです。ただ、オンラインサロンはユーザーありきだと思いますので、ユーザーの方が求める情報に対して僕にしか出来ない方法やネットワークを駆使して応えて行きたいですね。
今後、世界中で色々な人達と面白いコンテンツを作っていける事を楽しみにしています。是非チェックして下さい!
——今後、選手としての目標はどこに定めているのでしょうか?
郷田 選手として一番の目標は、これまでの日本人選手が成し遂げたことのない結果を出すことです。厳密に言うとUS$10,000カテゴリー以上のITF国際大会優勝とITF世界ランキングTOP10入りです。自分の性格上一度定めた目標に対しては諦めがわるいので、このターゲットがあるからこそ今でも選手として高いモチベーションを持ってビーチテニスを続けられています。今年で海外ツアーの挑戦は3年目となりますので、これまで積み重ねてきた経験や失敗から学んだ事を活かして結果に繋げていきたいです。選手としてちゃんと結果を出すことで、より多くの人にビーチテニスを知ってもらえると信じています。
また、ビーチテニス・アジア大陸選手権の開催を実現させたいです。去年からITF(国際テニス連盟)の選手会にアジア代表として入っているので、国際テニス連盟との取り組みを通してアジア各国でビーチテニスが広まるよう盛り上げて行きたいです。現在アジアでのITF国際ツアー大会は日本とタイの2カ国のみで開催されています。韓国、台湾、中国、インド、フィリピン等はテニスが盛んでビーチもあるので、新しい市場としてはものすごく高いポテンシャルを秘めていると思います。近隣諸国を巻き込んでいければ日本のレベルアップにも繋がるはずです。
最後に、選手としての目標ではありませんが、日本でのビーチテニスのさらなる普及のためにインフラ面での競技環境の改善を目指しています。国内のビーチテニスの発展には「インドアコート」というハード面が鍵になります。これは日本に限った事ではありませんが、ビーチテニスプレイヤーのほとんどはアマチュア選手であり、生活のために日中は仕事をしています。練習環境を整えるためには夜間使用が可能となるナイター照明があって一年中練習できる施設が非常に重要なポイントになります。これが無いと仕事をしている選手たちは週末しか練習ができなくなってしまうので。
数年前に愛媛に新しくビーチテニスのインドアコートができたたみたいですが、関東だと杉並区に照明付きのビーチコートが2面と、藤沢市に1面、府中市にインドアコートが1面あります。ビーチコートがもっと増えれば、ビーチサッカー、ビーチバレー、ビーチヨガなど他のビーチ競技の発展にも相乗効果が生まれると思います。日本の競技環境を良くして行きたいですね。
——最後に、まだビーチテニスを知らない日本の方々に、熱いメッセージをお願いします!
郷田 ビーチテニスは、年齢や性別、国境や言語の壁を超えて誰もが砂浜で楽しめる最高のビーチスポーツです。競技レベルにおいても運動目的で趣味として楽しみたい方から、 大会に出て日本から世界上位を目指したい人達まで様々なレベルでチャレンジ出来るので、興味のある方は一度体験会に参加してみて下さい!
そして今回music.jpで新しく始めたBeach Tennis Samuraiオンラインサロンでは、私の世界ツアーでの様子やビーチテニスについての情報を日々発信していますので是非参加して頂いて直接関わりを持てる事が出来れば嬉しいです!!
長くなりましたが、最後までありがとうございました。
※インタビューは5月21日にオンラインで行われました。
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エンタメ総合サイト「music.jp」が提供するオンラインサロンプラットフォーム「music.jpオンラインサロン」で郷田氏がオーナーとなるオンラインサロンがスタート!
『Beach Tennis Samurai』オンラインサロン入会ページは下記タイトルをクリック!
『Beach Tennis Samurai』オンラインサロン
【郷田哲】(ユニカ食品)
1985年12月2日生まれ。東京都出身。テニスからビーチテニスへと競技転向し、2014年から社員選手として国内のツアー大会を転戦。2017年には日本一のタイトルをかけたJTAビーチテニス全日本選手権で悲願の優勝を果たしてプロに転向。2018年ロシア国別世界選手権では日本代表として、24ヶ国中7位という好成績を納める。2019年にカタールで開催されたANOC WORLD BEACH GAMESではオリンピック傘下の大会で初めてビーチテニスが公式種目として採用され、世界中から16カ国の出場枠に限定された大会でアジア代表として男子ダブルスとミックスダブルに出場。
現在日本人選手では唯一世界を股にかけてITF WORLD TOURを主戦場として挑戦を続けている。ITF国際大会23タイトル、日本ランキング1位、世界ランキング50位(最高25位)。2020年6月よりmusic.jpオンラインサロン『Beach Tennis Samurai』(https://music-book.jp/salon/detail/10)をスタート。
取材/三和 直樹