いよいよ最終節を迎えるプレミアリーグ。新型コロナウイルスによる中断やリバプールの30年ぶりのリーグ優勝という、後世に語り継がれる1年となったが、まだ重要なファクターを残している。 その1つがチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いで、チェルシ…

いよいよ最終節を迎えるプレミアリーグ。新型コロナウイルスによる中断やリバプールの30年ぶりのリーグ優勝という、後世に語り継がれる1年となったが、まだ重要なファクターを残している。

その1つがチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いで、チェルシー、レスター、ユナイテッドの三つ巴の激戦は最後までもつれることになった。また、残留争いもボーンマス、ワトフォード、アストン・ビラの3チームが残りの一枠をかけて最後の戦いに臨む。

そして、最終節は図ったかのように好カードが並んだ。何と言っても、CL出場を争う直接的なライバルである5位レスター(勝ち点62)と3位ユナイテッド(勝ち点63)の一戦だ。どちらも勝てば無条件でCL出場を決められるが、ドローの場合でもユナイテッドは出場可能。レスターは4位チェルシー(勝ち点63)の結果次第ではその資格を得られる。

そんな両チームの対戦は、過去10戦ではユナイテッドが7勝3分けと大きく勝ち越している。レスター目線で見てみても、本拠地キング・パワー・スタジアムでのユナイテッド戦の戦績は直近13試合で1勝4分け8敗。最後に勝ったのは2014年9月まで遡る。

また、ルーク・ショーやエリック・バイリーが復帰予定のユナイテッドに対し、レスターはベン・チルウェル、ジェームズ・マディソン、リカルド・ペレイラをケガで欠き、チャグラル・ソユンクは出場停止処分中で試合に出られない。コロナ明けの成績を見ても、どちらが好調かは火を見るより明らかだが、どのような結末が待っているのだろうか。

一方、チェルシーは前節にもCL出場を決められるチャンスがあった。レスターとユナイテッドが揃って足踏みしたため、目標達成には勝ち点「1」で十分だった。しかし、新王者となったリバプールに3-5で敗れ、結果的に4位に転落。最後まで気の抜けない状況に自らを追い込んでしまった。

最終節にチェルシーがホームに迎える相手は難敵ウルブズ。ホームのウルブズ戦はここ5試合で4勝1分け。昨年9月のアウェイでの一戦では古巣対決となったタミー・エイブラハムのハットトリックで5-2の大勝を収めている。

そして残留争いでは、前節にアーセナルを下して17位に浮上したアストン・ビラ(勝ち点34)はウェストハムと対戦。同勝ち点で18位のワトフォードは強敵アーセナルと、19位のボーンマス(勝ち点31)はエバートンと激突する。対戦相手を見るとアストン・ビラが有利とみられているが、果たして勝利の女神はどのチームに味方するのだろうか。

注目の最終節は日本時間26日24時から一斉開催となる。

◆プレミアリーグ最終節

7/26(日)

《24:00》

アーセナル vs ワトフォード

バーンリー vs ブライトン

チェルシー vs ウォルバーハンプトン

クリスタル・パレス vs トッテナム

エバートン vs ボーンマス

レスター・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・シティ vs ノリッジ

ニューカッスル vs リバプール

サウサンプトン sv シェフィールド・ユナイテッド

ウェストハム vs アストン・ビラ