ユベントスを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、セリエA9連覇が懸かるサンプドリア戦での勝利を誓った。クラブ公式サイトが前日会見コメントを伝えている。 ユベントスはウディネーゼ相手にまさかの1-2の敗戦を喫し、前節でのセリエA9連覇決定を逃し…

ユベントスを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、セリエA9連覇が懸かるサンプドリア戦での勝利を誓った。クラブ公式サイトが前日会見コメントを伝えている。

ユベントスはウディネーゼ相手にまさかの1-2の敗戦を喫し、前節でのセリエA9連覇決定を逃した。それでも、サンプドリアをホームで迎え撃つセリエA第36節で勝利を手にできれば、前人未踏の9連覇が決定する。

監督キャリア初のスクデット制覇に王手をかけたサッリ監督は、前節の反省を生かして今度こそきっちり勝利で優勝を決定することを誓っている。

「明日はホームで勝ち点3を取り、目標を達成したい。近づくだけでは意味がない。冷静さを保って戦わなければならない。ウディネでの試合では組織力を失ってしまった。攻撃の意欲が強すぎ、全体がばらばらになってスペースを与えてしまった」

また、クラウディオ・ラニエリ監督が率いる14位のサンプドリアは直近の9試合で5勝を挙げるなど好調を維持。サッリ監督も「簡単な相手ではない」と警戒感を口にしている。

「サンプドリアは自分たちのフットボールを見つけた。試合の中でも長い時間に渡って組織力を保つことができる。最近9試合で5勝を挙げており、簡単な相手ではない」

「現在の順位もあり、あまりモチベーションが高くないと思うかもしれないが、彼らはダービーに負けた直後なのでそうはならないだろう。しかし、我々には明確な目標があり、モチベーションで我々を上回るチームはないはずだ」

また、優勝が目前に迫る中で今季ここまでの歩みについても語る老指揮官。今季に関しては以前のような絶対的な強さを感じないとの指摘もあるが、コロナ禍での特殊なシーズンを戦っているチーム全体を称賛している。

「今季はイタリアフットボールの歴史において最も難しいシーズンであり、私はこのチームを高く評価している。改善の余地はあるが、困難な状況でチームはよくやっていると思う」