リバプールの元イングランド代表MFアダム・ララナが、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとの思い出を語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 2014−15シーズンにサウサンプトンから加入したララナは、今シーズンを最後にリ…

リバプールの元イングランド代表MFアダム・ララナが、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとの思い出を語った。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

2014−15シーズンにサウサンプトンから加入したララナは、今シーズンを最後にリバプールを退団する。26日に行われるプレミアリーグ最終節のニューカッスル戦がリバプールでの最後の試合となる同選手は、クラブ公式インタビューでこの6年を回想。ケガなどで苦しんだ時期を共に乗り越えてきた友人でもあるヘンダーソンについて聞かれると、涙ながらに思い出を語った。

「リバプールではずっとジョーダンと一緒だった。彼が落ち込んでいる時にも隣にいてあげることができてよかったと思う。暗い時期やケガの時に一緒にいてやることができた。彼もまた、僕が落ち込んでいる時に隣にいてくれたんだ。試合に負けた時だけじゃない。ケガで苦しんでいる時にもね」

「それはプレミアリーグでプレーする選手たちにとって、サッカー人生を通しての絶え間ない戦いなんだ。答えを探して、努力をして、これをしてあれをして…それでもフィットネスを保証するものは何もない。ただ努力を続けるしかないんだ」

一時は放出という噂まで出ていたものの、低迷した時期を乗り越えて今季は30年ぶりのリーグタイトル獲得にも大きく貢献したヘンダーソン。チームの誰よりも近くでその姿を見ていたララナは、キャプテンとしての姿に胸を打たれていたようだ。

「僕らはよく同じ車で練習に通っていたんだけど、セビージャに負けた時のことだ。実際にはアウェイで3-3の引き分けだったんだけど、まるで敗北したような気分だった。そんな時彼は僕に『明日迎えに行くから』と言った後、フードを被って『こんなことが起こるはずがない。俺が責任を負わなければいけない』と言っていたんだ。彼の本音を聞いて、そんな責任を負うなんてクレイジーだ。それはチームの責任じゃないか、と思っていた」

「だけど彼は自己犠牲の象徴みたいなもので、悪い時期にあったクラブのために責任を感じていたんだ。だからこそ、他の誰よりもキャプテンに相応しいんだ」

「彼は誰よりもリバプールのキャプテンで、1つのシーズンで4つのトロフィーを獲得する資格がある。誰も彼からそれを奪うことはできない」

「彼のチームメイトとして、また友人の一人としてこれほど幸せなことはないだろう」