トッテナムが来シーズンに向けてクラブOBのコーチングスタッフ入閣を構想している。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 現在、トッテナムではジョゼ・モウリーニョ監督と副官のジョアン・サクラメント氏というポルトガル人コンビがトップチ…
トッテナムが来シーズンに向けてクラブOBのコーチングスタッフ入閣を構想している。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
現在、トッテナムではジョゼ・モウリーニョ監督と副官のジョアン・サクラメント氏というポルトガル人コンビがトップチームをオーガナイズしている。
ただ、戦術アナリストを務めてきたリカルド・フォルモジーニョ氏が指導者としての独り立ちを理由に、今シーズン限りでの退団を申し入れており、クラブは新たなコーチングスタッフの招へいに動いている。
そういった中、モウリーニョ監督は若き戦術家として知られるサクラメント氏にフォルモジーニョ氏が担っていた役割を引き継がせつつ、自身のサポート役として全体のチームマネジメントを行う、新たな副官の招へいに動いていることを明かした。
そして、その選考はほぼ済んでおり、諸々の状況が整い次第、すぐにでも公式にアナウンスする予定だという。
モウリーニョ監督は、クリスタル・パレスとのプレミアリーグ最終節を前にした公式会見の場で新たなスタッフ人事に関して以下のように語っている。
「私のもう一人のアシスタントを務めていたリカルドが辞任を申し入れてきた。彼は自身の年齢も考慮して、これが監督としてチームを率いる最後のチャンスだと考えており、辞任を決断した」
「誰が彼の代わりを務めるのかは、クラブがあなた方に伝えることが好ましい。だが、私の決断は以前に在籍したクラブと同じやり方を踏襲し、新たなアシスタントを連れてくるのではなく、地元の人(クラブOB)の成長を支援していくというやり方だ」
「したがって、私はクラブの歴史、クラブとの繋がりを持つ人物にチャンスを与えたいと思っている。個人的に多くのアシスタントたちを各地に連れ回し、地元の才能やクラブに関わり合いの深い人たちの存在を無視するようなことは好きではないからね」
なお、『フットボール・ロンドン』が伝えるところによれば、現時点での有力候補はクラブアンバサダーを務める元イングランド代表DFのレドリー・キング氏と、U-18チームやU-19チームを指揮する元イングランド代表MFのライアン・メイソン氏だという。
とりわけ、キング氏に関してはモウリーニョ監督の要請を受けて、中断期間前に短期間ながらディフェンスの選手の指導を行っており、本格的な指導者転向を希望しているとの話もあり、就任が有力視されている。