サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はクリスタル・パレスのイングランド代…

サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。

今回はクリスタル・パレスのイングランド代表MFアンドロス・タウンゼントがWBA戦で決めたソロゴールだ。

トッテナムユースで育ったタウンゼントは、多くのレンタル移籍で経験を積んだ後、2013年にトップチームに定着。ニューカッスルでのプレーを経て2016年夏にクリスタル・パレスに加入した。

独力で局面を打開する突破力を武器とするタウンゼントだが、2017年3月4日に行われた、プレミアリーグ第27節のWBA戦では圧巻のソロゴールを決めている。

1-0でリードして迎えた84分、前線に人数をかけて最後の攻勢に出るWBAに対して、クリスタル・パレスが守りを固める展開が続く中、タウンゼントが魅せる。

ボックス右まで侵入してきたWBAのMFジョナサン・レコとマッチアップしたタウンゼント。駆け引きの中でボールを奪取したタウンゼントは、そのままドリブルを開始。ボールを取り返そうと追いかけてくるレコのプレッシャーをいなすと、そのまま独走態勢に。

試合終盤ということもあり、中々戻ってこないWBAディフェンスに対し、ドリブルを続けるタウンゼントは、連続シザースで相手DFを左右に振りながらボックス内に侵入。左へ切り替えし、一瞬シュートチャンスを得ると左足で強烈なシュート。GKベン・フォスターのニアポストを抜き、試合を決定づける2点目を奪った。

試合終了間際にピッチの縦幅ほぼ全てを1人で走り切って得点を奪ったタウンゼントは、両手を挙げて喜びながらピッチ上に大の字に倒れ込んだ。この得点で2-0としたクリスタル・パレスが貴重な勝ち点3を獲得した。