新型コロナウイルスのパンデミックによる史上まれに見るリーガエスパニョーラを厳しい結果で終えたFCバルセロナは、8月チャンピオンズリーグに向けて27日から再び始動する。 一方で、バルサBは素晴らしいニュースを届けており、プレーオフ決勝ラウンド…

新型コロナウイルスのパンデミックによる史上まれに見るリーガエスパニョーラを厳しい結果で終えたFCバルセロナは、8月チャンピオンズリーグに向けて27日から再び始動する。
一方で、バルサBは素晴らしいニュースを届けており、プレーオフ決勝ラウンドのCDバダホス戦の勝利によってラ・リーガ・スマートバンク(2部)への昇格まであと一歩のところまで来ている。
なかでも、今季目覚しい成長を遂げたのがファーストチームでも居場所を確立しつつあるロナルド・アラウホだ。深刻な状態にあるサミュエル・ユムティティの穴を完全に埋めた21歳のウルグアイ人は、このところパフォーマンスが落ちているクレマン・ラングレに代わってチャンピオンズリーグでジェラール・ピケのパートナーになる可能性もある。
2018年夏、バルサはアラウホをウルグアイのCAボストン・リーベルから170万ユーロで獲得した。当時18歳だったアラウホには1億ユーロ(約123億円)の解除条項が組み込まれ、5シーズンの契約にサインした。
ラファエル・ヴァランとも比較される大型センターバックは、その恵まれた体躯は本家を遥かに凌ぐ。身長191cm、体重91kgは、フランス代表CBよりも勇ましい(ヴァランは191cm/81kg)。洞察力、知性、最速のアタッカーに見劣りしないスピードなど、多くの共通点を持っている。
23日に行われたバダホスとの試合で、アラウホはセンターバックとして求められるすべての能力を備えていることを示した。
セグンダBのカテゴリーで最速選手の一人であるFWクリス・ラモス(バジャドリードからバダホスにレンタル中)と対峙したアラウホは、後半に最高時速33.65kmを記録したクリス・ラモスを倒してイエローカードを受けてしまう。しかし、彼はその後に2度あった一対一をポジショニング、先を読む力、スピードといった優れた3つの美徳を遺憾なく発揮して、それ以上自由を与えなかった。
警告を受けた後に見せたクレバーな対応、広いエリアをカバーリングするアスリート能力、そして高い危険察知能力は、すでに世界的な名声を得ているマドリーのセンターバックにも劣らないだろう。
長年センターバックの駒不足を指摘されているバルセロナだが、守備の要としてアラウホがブラウグラナを牽引する日もそう遠くないだろう。その先にはウルグアイA代表への道も開かれるはずだ。
【告知】スポルトFC、8月10日(月・祝)13時より始動
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