ジェレミー・マテューは2020年6月に現役引退を発表した。深刻な怪我により、36歳にしてフットボールからの引退を迫られたのは間違いない。 このフランス人DFがスポルティングCPのインタビューに答え、自身のキャリアを振り返っている。マテューは…

ジェレミー・マテューは2020年6月に現役引退を発表した。深刻な怪我により、36歳にしてフットボールからの引退を迫られたのは間違いない。
このフランス人DFがスポルティングCPのインタビューに答え、自身のキャリアを振り返っている。マテューは、18シーズンをプロとしてプレーし、約20年に渡るキャリアの中で、ソショー、トゥールーズ、バレンシア、バルサ、スポルティングCPに在籍している。最も驚くべきことは、もし再びバルサ移籍のチャンスがあっても、彼がそれを断るだろうということだ。
バルサがマテュー獲得に興味を持ち始めたのは、彼がバレンシアでキャプテンとしてプレーしていた時(2009-2014)のことである。実際にマテュー本人もこの時期が自身のキャリアにおいてピークの時だったと回想している。
マテューは、バレンシアにおいて非常にいい形でチームに適応できていると感じており、キャプテンまで務めていた。一方で、自身がフットボール界を牽引するバルサでプレーするには十分なレベルではないことも感じていたようだ。
「私はバルサに加入したくなかったが、会長のためにバレンシアを離れた。実際、自分がまだそのレベルにはないと思っていたから、バルサに移籍するのが少し怖かった」とマテューは語り、バルサ移籍を受け入れた理由を説明している。
また、マテューはバレンシア残留のためにしたことについても明かしており、「彼らの提案を受けて、私は朝3時に自分の契約を作成し、バレンシアに提示した。私はその契約に納得してくれれば残留すると伝えたが、彼らにはそれはできないと言われた。1シーズン20万ユーロ(約2,500万円)でも私はバレンシアに残れなかったんだ」と述べている。
不本意な移籍となり、確固たる地位をバルサで築けなかったマテューだが、これまでプレーしたことのなかったセンターバックというポジションにコンバートされ優れたパフォーマンスを披露した。
「バルサでの1年目は素晴らしいものだった。人々は、私がほとんどプレーしていないというかもしれないが、56%の試合に出場したのは事実だし、全てのタイトルを勝ち取ったよ」とバルサの2度目の3冠を回想しながら振り返っている。
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